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地震保険、保険料改定は2021年1月か 損をしない賢い見直し4つのポイント(2/2ページ)

平野 敦之平野 敦之

2020/02/19

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改定が続いているのは火災保険も同じ

地震保険は火災保険に付帯して契約するものですから、火災保険と地震保険は一体で考えなくてはなりません。2015年10月に大手損保を中心に火災保険は改定されましたが、さらに次の改定も見込まれています。

改定の主な理由は自然災害や水漏れ事故による保険金の支払い増加によるものです。

地震保険は中途付加、中途解約が可能
地震保険は火災保険に付帯して1つで契約することはお話しました。すでに火災保険の契約がある場合、地震保険は契約期間の途中からでも付帯することができます。逆にすでに地震保険の契約をしているが、火災保険は残して地震保険だけ解約するということも可能です。

火災保険をメインに地震保険を付帯するかたちになるので、地震保険を残して火災保険の解約をするということはできません。地震保険は契約期間の途中からでも付け外しできるということを覚えておきましょう。

地震保険の改定に対する対応方法

地震保険は最長5年間しか契約できませんから、うまく回避できて5年間です。これ以降は値上げした保険料になってしまいますが、家計負担が増える中でなるべく負担は少なくしたいものです。

具体的に次のことをチェックしてください。

・現状の地震保険契約の確認
・改定時期とこれまで実施の改定の確認(火災保険含む)
・改定前と後での具体的な保険料のシミュレーション
・必要に応じて地震保険の見直し

一番はじめにすることは現状の確認です。今の契約の保険料はいくらで、いつ契約していて、いつ満期になるのかをしっかりチェックしてください。その上で契約期間中に何度改正があったか確認して、自分の契約にどのように影響があるのか具体的に数字にすることが大切です。その上で契約先の損保や保険代理店などにシミュレーションを依頼してください。

契約期間が長いほど、保険料を一括で支払うほど安くなります。地震保険は火災保険と一体ですから、両方一緒に見直ししてみることをおすすめします。

 

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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