部屋の雰囲気がガラッと変わる! ボーダー壁紙で簡単アレンジ(2/2ページ)
嶋崎都志子
2016/07/21
ボーダー壁紙を貼ってみよう
○ボーダー壁紙を貼る手順
(1)引き手を外す
ボーダー壁紙を貼りたい場所に襖の引き手がある場合は、引き手を外します。引き手をよく見ると、小さな釘で1〜2カ所留めてあるのがわかると思います。小さなマイナスドライバーを使い、”てこの原理”で釘の頭を持ち上げ、ラジオペンチで釘の頭をつかんでゆっくり抜きます。
釘を抜いたら引き手を外します(引き手のくぎが見つからない場合は接着剤で固定されている場合があります。無理に外すと戸を破損してしまうので引き手にかからない位置にボーダー壁紙を貼るデザインにしましょう)。
(2)ボーダー壁紙をタッカーで留める
ボーダー壁紙の端をタッカーで3〜4カ所留めていきます。まずは両端を留めましょう。襖の四方に回った枠のぎりぎり内側にタッカーの芯を打ち込むようなイメージです。
まず壁紙の片方の端と留め、反対の端はボーダー壁紙を引っ張りながらタッカーで留めます。余った部分は枠にそってカッターで切りましょう。その後は、両端以外もタッカーで何カ所かとめて”浮き”がでないようにします。
住宅によっては襖の中材が木枠ではなく段ボール製のものもありますので、タッカーが効かない場合は少し長めの芯(8〜10mm)で留めていきましょう。
(3)引き手部分に穴を開ける
ボーダー壁紙の上から手で触り引き手を外した穴を確認したら、放射状にカッターで切れ目を入れます。余分な紙はカットをして内側へ織り込みます
(4)マスキングテープで縁取り
引き手の穴をマスキングテープで縁取りをしたら完成です。もちろん、取り外した引き手を元に戻してもいいですし、ホームセンターで新しい引き手も購入することができるので、デザインを変えてもいいですね。
(5)タッカー芯の跡が気になるときは…
タッカー芯の穴の跡はごく小さなものなので、壁紙の場合は塩ビ製の壁紙の弾性によって時間が経つとわからなくなってしまいます。気になる場合は専用の補修剤で穴埋めすれば元通り綺麗になります。
※参考記事→「石膏ボードフックで穴を開けずに壁をブラッシュアップ」 http://sumai-u.com/?p=2115
襖の場合も上記の補修剤で直せますが、長期間経つとタッカーに錆が発生して錆汚れが襖紙に残ってしまう場合があります。1〜2年を目安にイメージチェンジも兼ねて張り替えすることをおすすめします。
ボーダー壁紙は、従来のスタイルのように壁の中央部分に水平に貼るだけでなく、お好みによって壁の床沿いに貼ったり、縦向きに貼ったり、窓周りを囲うように貼ったりと自由に楽しむことができます。30分もあればお手軽にお部屋のイメージチェンジができますので、ぜひお試しください。
この記事を書いた人
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター
ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。