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アジアの田舎で暮らしてみたい!

2歳の娘と妻と私。家族でホーチミンのローカル団地に住んでます(2/2ページ)

藤谷圭司藤谷圭司

2016/03/29

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子どもの泣き声は「お互い様で気にしない!」

日本だと子育て中の家庭で気にするのは騒音問題かと思いますが、こちらはとても画期的な対策をしています。

一言でいうと、「お互い様で気にしない!」

とてもわかりやすくないですか?? 日本と決定的な違いは、こちらでは「子どもは国の宝でありみんなで育てるもの!」という意識が強いのです。なので、そもそも騒音を隠す気もありません。

とにかく暑いので、マンション内でも入口のドア開けっ放しでいるところも多く、夜泣きで両隣からビービー聞こえてきても、お互い様なので、何もいいません。日本で子育て中の方からすると、信じられないかもしれませんが、居心地は最高にいいです。

ここでは、基本的に英語は通じません、ベトナム語での生活となります。そのため、このような場所に住んでいるのは、たいていは夫or妻がベトナム人、というパターンなのですが、わが家はふたりそろって日本人、かつ、ふたりそろってガイドブックに載っている便利な会話例程度のベトナム語レベルという丸腰状態です。

団地内に日本人は私たちのみ。風の噂で、韓国人とシンガポール人が住んでいるという話は聞いたことはあります。引っ越してきた当時は、子どもがまだ1歳だったので、最初はとても心配していましたが、意外とボディランゲージで何とかなるものです。

なぜローカル団地に引っ越してきたのか?

引っ越し前に住んでいた高級マンションでは、何かあればすべて受付のスタッフが英語で対応、移動はタクシー、買い物は外国人向けのスーパーかマンションのコンビニ。日本人の在住者も多く、子育てするには安心で、何の不足もない場所でした。

しかし、何の不足もない、というのが実は妻には唯一の不満だったようです。

「ベトナムに住んでるのに、ベトナムのこと何も知らない。このまま日本に帰ったら、何も知らないまま。せっかく住んでるのにもったいない!もっとベトナムを感じられる場所に住みたい!」

そんなことを妻が言い出した矢先、友人のベトナム人から「田舎の団地に1部屋購入したけど見てみない?」というタイミングのよすぎる話が…。

内覧する前から住む気まんまんの妻。何もわかっていないけど、緑いっぱいの敷地と放牧されている豚やアヒルに大喜びの娘。気がつけば家財道具をまとめて、ここに引っ越していたのです。

日本人家族がローカル環境で生活するなかでの発見や苦労や楽しみがいろいろとあり、また次回以降お話させていただきます。

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この記事を書いた人

ベトナム在住で、現在、在ベトナム外資系企業に勤務中。 中国の大学を卒業して、その後一貫してベトナム周りのビジネスをして14年目。 アジア田舎暮らしをテーマに、現在も日本人が一家族もいないローカル団地に、家族3人で生活中。

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