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リフォーム予算と費用の賢い決め方(12)

外壁塗装の費用は75万〜100万円ほどかかる(2/2ページ)

森田祥範森田祥範

2016/02/12

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標準的な住宅で約75万円から

外壁塗装にかかる費用は、延床面積100平方メートル、2階建ての標準的な木造住宅の場合、木部・鉄部・モルタル壁塗装で約75万円(シリコンセラミック塗料使用)からがひとつの目安です。築年数が古く、下地材を多めに塗布した場合は約5万円アップになります。

標準と比べて、木部が多い住宅の場合は、同じく延床面積100平方メートルで約80万円から。数寄屋造りの京町家風住宅の場合、同じ延床面積で約100万円からになります。

最後に、一言ご注意を。

外壁塗装工事費のうち、足場架設にかかる費用は、一般的な延床面積100方メートルの2階建て住宅の場合、15〜20万円。外壁面積でいえば、1平方メートルあたり900〜1300円。実際は外壁よりも外に足場を組むため施工面積は外壁面積よりも多くなります。足場代は意外にかかるものです。

ときどき、「この近くの現場で足場を使ったので、移動費がかからないから足場代をタダにします」などと、飛び込みでセールスを仕掛けてくる塗装業者がいます。しかし、足場を組む手間はどこでも同じですから、無料なんてあり得ません。むしろ、足場代を無料にする分、かならずどこかの料金を水増ししているはず。飛び込みの塗装業者には仕事を依頼しないほうが無難です。

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この記事を書いた人

モリタマネジメント株式会社 代表取締役

宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、ファイナンシャルプランナー、増改築相談員、二級建築施工管理技士。 LATUバリ建築スクール(インドネシア、バリ)ディプロマ取得。 1952年生まれ 兵庫県出身。早稲田大学卒業後、積水ハウス株式会社に入社、特建事業部(ゼネコン部隊)に配属。主に土地所有者の土地有効利用を中心とした営業に18年間従事する。また自社集客手法の独自企画や金融機関等のセミナー講師も務めて実績をあげる。 在籍期間の完工実績棟数は387棟。全国特建事業部表彰(特建営業300人中1位)、社長表彰(全社営業3800人中2位)、全社チーム別獲得粗利益表彰(全社全900チーム中1位)などの記録多数。退職するまでプレーイングマネージャーにこだわり続けた。 94年に建築リフォーム会社を設立し、現在まで22年間でテナントビル・マンション、店舗、住宅などのリフォーム工事を中心に約4000件余を完工。不動産の事業化プランニング、賃貸収益物件 (テナントビル、マンション)や店舗の収益最大化手法には定評があり、不動産オーナーの熱烈なファンが多い。 2009年、中小企業コンサルを目指して「ナニワの再建屋」桂幹人の門をたたき薫陶を受ける。桂幹人の実践的コンサルティングと自らの経験とを融合させた「モリタメソッド」を完成した。11年、多くの事業家を実践指導し、新たな事業を創る実践コンサルティングを開始、賃貸ビル・マンションオーナーの満室セミナー、工務店の脱下請け事業構築セミナー、中小企業経営者の新規事業構築勉強会(実践的指導)主催。また経営者、営業幹部の個別コンサルティングも行なっている。 指導先業種は、建設業、工務店、リフォーム会社、鉄工所、内装業、建設資材問屋、自動車輸出入業、子ども服セレクトショップメーカー、自費診療専門整体院チェーン、ブライダルを手がける呉服店、ヒーリングサロン、多店舗展開の美容室、大阪黒門市場マグロ専門店、デザイン事務所の新規事業支援等多岐にわたる。

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