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リフォーム予算と費用の賢い決め方(2)

床下湿気対策のおおまかな費用を知ろう(2/2ページ)

森田祥範森田祥範

2016/01/30

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床下換気扇の設置は3機1組で15万〜20万円

住宅密集地などで風通しが悪く、湿気防止シートでも湿気を取りきれない場合には、床下換気扇を設置するのも有効です。

床下換気扇にはさまざまなタイプがあります。標準的なものは、1日6時間程度稼働するよう設定された自動タイマーとリモコンがセットになったもの。換気扇そのものは3機で1セットです。費用は換気扇3機、タイマー、リモコン一式と工事費込みでおよそ15万〜20万円です。

以前横行した床下リフォーム詐欺では、通常3機で1セットの換気扇を1機ずつバラにして1機10万円以上で販売していました。なかには、住宅1戸の床下に10機以上無駄に設置されたケースもあったようです。

床下換気扇は設置箇所も重要です。一般的には、南側から乾いた暖かい空気を取り込み、湿気とともに北側から空気を逃がすことになります。換気扇は排気する側に取り付けるので、北側や西側の換気口付近に設置するのが一般的。床下が狭くて取り付けにくい場合は、換気口の外側に取りつけるタイプもあります。

このように、床下の湿気対策費用にも、適正な価格があります。業者の出した見積もりに疑問を感じたら、納得いくまで質問し、場合によっては他業者と相見積もりを取るようにしましょう。

まずは、地元で長く営業されている設計事務所や工務店に相談してみるのも手です。

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この記事を書いた人

モリタマネジメント株式会社 代表取締役

宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、ファイナンシャルプランナー、増改築相談員、二級建築施工管理技士。 LATUバリ建築スクール(インドネシア、バリ)ディプロマ取得。 1952年生まれ 兵庫県出身。早稲田大学卒業後、積水ハウス株式会社に入社、特建事業部(ゼネコン部隊)に配属。主に土地所有者の土地有効利用を中心とした営業に18年間従事する。また自社集客手法の独自企画や金融機関等のセミナー講師も務めて実績をあげる。 在籍期間の完工実績棟数は387棟。全国特建事業部表彰(特建営業300人中1位)、社長表彰(全社営業3800人中2位)、全社チーム別獲得粗利益表彰(全社全900チーム中1位)などの記録多数。退職するまでプレーイングマネージャーにこだわり続けた。 94年に建築リフォーム会社を設立し、現在まで22年間でテナントビル・マンション、店舗、住宅などのリフォーム工事を中心に約4000件余を完工。不動産の事業化プランニング、賃貸収益物件 (テナントビル、マンション)や店舗の収益最大化手法には定評があり、不動産オーナーの熱烈なファンが多い。 2009年、中小企業コンサルを目指して「ナニワの再建屋」桂幹人の門をたたき薫陶を受ける。桂幹人の実践的コンサルティングと自らの経験とを融合させた「モリタメソッド」を完成した。11年、多くの事業家を実践指導し、新たな事業を創る実践コンサルティングを開始、賃貸ビル・マンションオーナーの満室セミナー、工務店の脱下請け事業構築セミナー、中小企業経営者の新規事業構築勉強会(実践的指導)主催。また経営者、営業幹部の個別コンサルティングも行なっている。 指導先業種は、建設業、工務店、リフォーム会社、鉄工所、内装業、建設資材問屋、自動車輸出入業、子ども服セレクトショップメーカー、自費診療専門整体院チェーン、ブライダルを手がける呉服店、ヒーリングサロン、多店舗展開の美容室、大阪黒門市場マグロ専門店、デザイン事務所の新規事業支援等多岐にわたる。

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