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「家」の研究――徳川将軍家

総理大臣候補にもなった徳川将軍家16代目(2/2ページ)

菊地浩之菊地浩之

2019/05/16

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恒孝は英国留学を経て、学習院大学政経学部を卒業し、日本郵船に入社。さすがに徳川将軍家の末裔だけあって、学習院卒としては異例の出世を遂げ、2001年に副社長に昇進。2003年、財団法人「徳川記念財団」を設立して理事長に就任した。

恒孝の長男・徳川家広(1965~)は慶応義塾大学卒業後、コロンビア大学などに留学。翻訳家、著述家として活躍している。いかにも徳川宗家らしい名前の持ち主だが、子どもの頃はNHKの人形劇「真田十勇士」を見て、真田幸村のファンになり、成人後はベトナム人女性と結婚。徳川宗家らしからぬ人物でもある。

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この記事を書いた人

1963年北海道生まれ。国学院大学経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005-06年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。06年、国学院大学博士(経済学)号を取得。著書に『最新版 日本の15大財閥』『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』『徳川家臣団の謎』『織田家臣団の謎』(いずれも角川書店)『図ですぐわかる! 日本100大企業の系譜』(メディアファクトリー新書)など多数。

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