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分散投資なら不動産投資で利益を出すことができるのか?

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“無駄な出費”か、“資産を積み上げる道”か

2016年6月にイギリスのEU離脱が決定し、金融市場は大きな混乱に見舞われました。当然、投資市場にも影響が出ます。国内外の株式と債券を組み合わせた分散投資でも、満足できる投資結果を得ることができなくなってきました。リスクコントロールが困難になったからです。安全性が高いと言われる投資信託を積み立てる方法でも、株の変動率が上昇したり、債権金利が低下したりすれば、従来のリターンを得るのが難しくなるでしょう。

では、不動産投資はどうでしょうか。幸い、日本は金融緩和政策を継続中なので、当分の間は金利が跳ね上がることはありません。資金が豊富な人は、このチャンスに勝負を賭けていることでしょう。しかし、資金が乏しい人はどうでしょう。「不動産投資にはまとまった資金が必要だから」とあきらめるしかないのでしょうか。

実は、属性さえ良ければ、資金を借り入れて始めることが可能なのが不動産投資です。例えば、都心の中古ワンルームマンションであれば、頭金10万円でも2000万円を超えるローンが組める場合があります(もちろん、所定の審査があります)。そして、家賃収入から管理費等やローンの返済を差し引いても、キャッシュフローがプラスになる場合があるのです。毎月家賃収入があることを考えれば、これは考慮すべき投資法でしょう。

投資信託などは、最初に一定額以上の買い入れをしなければ十分な利益を生むことが難しい。もしくは時間をかけなければ儲けが出ず、マーケット変動リスクも考えなければならない投資法です。これに対して不動産投資は、リターンが極端に大きくならない代わりにリスクが少ない、長期投資に向いた投資法です。適切な範囲で借り入れをすれば、少ない資金でも始められることも不動産投資の魅力と言えるでしょう(もちろん、各種リスクは考えなければなりませんが)。

ここから先は考え方の問題になりますが、例えば大手企業や役所に勤務している人は「属性が良い」と言われ、お金を借り入れる力が極めて高い。しかし、多くの人達はこの力をマイホームや自動車ローンといった「消費」に使ってしまいます。マイホームや自動車ローンはお金を生みません。しかし、この力を不動産投資に使えば、まったく異なる未来が拓けます。賃料収入もローン返済に回せば、いずれ二戸目、三戸目に挑戦し、リターンを大きくすることもできます。できれば“無駄な出費”を続けるより、資産を積み上げる道を行きたいものです。

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この記事を書いた人

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