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失敗しない中古マンション投資

賃貸管理会社選びで決まる? マンション投資の成否(2/3ページ)

斎藤 岳志斎藤 岳志

2019/08/19

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賃貸管理会社とは、大家に代わって、賃貸物件の管理・維持をするのが主な仕事です。業務の内容は、次のようになります。

1)集金の管理
毎月の家賃の入金確認。滞納があった場合は電話での督促。連帯保証人への支払督促や債務保証業者への代位弁済請求など。

2)物件の管理
共有部分の管理は全体の管理費で行われるので、区分所有の場合は室内の設備、たとえばエアコン、給湯器、温水洗浄便座の管理や故障への対応など。

3)契約の管理
退去、契約更新の際の事務手続き。契約内容変更などの事務手続きなど。また、退去届の受け取り。場合によっては退去時に立ち会い、室内の現況を確認など。

4)退去後の対応
退去後の修繕、リフォームなど工事

5)トラブル、苦情への対応
設置設備の故障への対応。そのほか入居者の要望や苦情の受け付け。

6)入居者の募集
7)オーナーへの報告業務

以上が主な業務ですが、リフォーム工事や入居者の募集など対応していない管理会社もあります。

私の場合、1つ目の物件は選んだ賃貸管理会社が保有している物件を購入し、いまではそれ以外の物件の管理もすべてこの賃貸管理会社に任せています。最初に選んだ賃貸管理会社がアタリだったと改めて思っています。

では、どのようにいまの管理会社を選んだのかというと、「入居者とのやり取りは最初から賃貸管理会社に委託する」ということを前提条件にしていました。そのため自分が借りる側として接したときの感覚をとても大切に考えたのです。そのうえで以下のような点を重視しました。

1) セミナーに参加してその会社の雰囲気や担当者の応対姿勢で信頼をおけそうかどうかを見た

2)販売も行っている会社であえば、売ることよりも、賃貸管理に重きを置いているかを重視した

3)空室になったときに、1日でも早く次の入居者を決めるようなルールが明言されているかどうか

4)退去後7日以内には入居できる状態にしてくれるか

という4つです。

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この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。

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