大家業は「感性のビジネス」(1/2ページ)
斎藤 岳志
2019/06/10
イメージ/123RF
実は会社勤めの人に向いた資産運用
少子高齢化、空き家問題、東京オリンピック後の地価の動向の不透明感。また、かぼちゃの馬車事件やレオパレス21などサブリースをめぐるトラブルなど、昨年あたりから不動産やマンション投資についてはネガティブなイメージが強くなっています。だからといって、不動産投資はまったくダメ、あるいは危険なのかというと、そうとは言い切れません。
私は不動産投資、大家業は元々土地を持っている地主や資産家だけが行うものではなく、普通に会社に勤めている人にもできるものだと思っています。不動産投資は、株式や為替といった金融投資に比べ、日々の相場で一喜一憂しないで済むミドルリスク・ミドルリターンの投資ではないかと思っています。
なかでも、中古のワンルームマンションへの投資、大家業はハードルも低く会社に勤める人に向いた資産運用です。
その理由は次の3つです。
①購入しやすい価格
②管理費・修繕積立金を支払えば共有部分の管理は建物管理会社に任せることができる
③入居者の対応も賃貸管理会社に任せることができる
中古マンション、これだけのメリット
また、意外と見落とされることですが、不動産、マンション投資による資産運用は実物資産への投資だということです。株や為替などの金融投資と実物投資である不動産、なかでも中古のマンション投資の一番の違いは「コントロールが自分でできるかどうか」だと私は考えています。
株式や為替の日経平均や円ドル相場はどのように決まっているか。明確な答えはありませんが、大きな要因として挙げられるのは「市場参加者のその時々の思惑がすべて重なって決まる」ということではないでしょうか。
この記事を書いた人
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
FPオフィス ケセラセラ横浜代表 百貨店在職中にファイナンシャル・プランナーの資格を取得。税理士事務所、経営コンサルティング会社などを経て、FPオフィス ケセラセラ横浜を開設、代表を務める。 マイホーム購入・売却相談のほか、不動産投資のサポートも行なっている。株式投資やFXなど一通りの投資を実践した後、2007年より不動産投資をスタート。現在は、自らの資産運用はほとんど中古マンション投資に絞って取り組んでいる。