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幹線道路沿いの物件に住むメリットとデメリット

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こんにちは。あかねです。「このお部屋、素敵!」と思った物件の隣に幹線道路があったらどうしますか?「車の交通量も多いし、空気が心配・・・だけど物件は気に入っている。どうしよう?」と悩んでしまうかもしれません。では幹線道路の横に住む際のメリットとデメリットはどんなことがあるのでしょうか?

目次▼

❶幹線道路沿いの物件に住むメリット

❷幹線道路沿いの物件に住むデメリット

❸幹線道路沿いの物件はどんな人におすすめ?住むときに気をつけること

 

「幹線道路」ってなに?

地域の主要な地点を結び、道路網の骨格を形成する道路のこと。周囲に比較して交通量の多い道路のことを指し、高速道路・バイパス道路などの自動車専用道路を含む国道・都道府県道・市道のほか、空港や駅、役所などに直接つながる道路のことをいう。

 

❶幹線道路沿いの物件に住むメリット

 

 

利便性がいい

✴車をよく使う人の場合、高速道路のインターチェンジがあるところであれば遠方に出かける際も便利。

✴幹線道路沿いの物件は、すぐに主要な道路に出ることができるので車の移動がスムーズ

✴幹線道路沿いは、通行量が多いため店舗や公共施設も多くあって便利

✴車の往来が多い分、タクシーを捕まえやすい

バス停なども近いことが多い。

 

 

防犯上の安心感

✴住宅街の中にある物件では、街灯が少ない道も多い。暗い夜道を歩くことも考えられる。反対に幹線道路沿いは交通量が多いため、街灯も多く、夜間も車のライトなどがあり真っ暗な夜道を歩かなくていいので安心だ。

✴閑静な住宅街に比べ、幹線道路沿いは明るくて人通りも多いため、何かあっても助けを呼びやすい。

 

 

❷幹線道路沿いの物件に住むデメリット

 

<幹線道路沿いに実家がある友人の話>新築当時は、「幹線道路の揺れの影響があるから木造は建てられない。」と言われたの。日常的に小さな振動はあったし、車の音も聞こえていたよ。ずっと住んでいるから慣れちゃったけどね〜。

  

1.道路の騒音

交通量が多い幹線道路沿いでは、車の音がうるさく感じるデメリットも。高速道路などでは防音の壁などを使用しているものの、周りが静かな早朝や夜中に走る車の往来の音が気になってしまう。また大型トラックなどが走る際は、振動を感じることもある。

「静かなところでないと眠れない!」という人にとっては、厳しい環境だね。

 

 

2.排気ガス

幹線道路にベランダが面しているときに不安なのが、洗濯物を干しても大丈夫?という問題。大きな道路に面していれば、目の前に遮るものはないので比較的日当たりはよい状態であると考えられるが、車の排気ガスが原因で洗濯物や布団が汚れてしまうこともある。また「排気ガスは体によくないので窓を開けて換気するのも抵抗がある」という人も多いだろう。

 

❸幹線道路沿いの物件はどんな人におすすめ? 住むときに気をつけること

 

<排気ガスによる洗濯物の汚れ対策>

 

1.低層階ではなく高層階に住む

幹線道路のホコリやゴミは、車が通ると舞い上がる。比較的低層階の方が、舞い上がったホコリなどが届いてしまいやすいので、できる限り高層階に住むことで汚れが少なくてすむ。

2.洗濯物を干す時間帯を調整する

深夜など交通量が比較的落ち着く時間帯を狙って洗濯物を干すのもあり。また洗濯物を干す時間を短くすることで汚れを防ぐ。 

3.浴室乾燥機を利用する

室外での洗濯物を干すのは避け、浴室内乾燥機などを利用して、なるべく外に干さないというのも手だ。

 

内見時に、周りの家が洗濯物を干しているかを確認しよう

通常通り、洗濯物を干していれば、さほど排気ガスによる汚れなどの影響はないのかもしれない。ただ洗濯物を周りが干していない場合は、洗濯物に付着する汚れが多くて避けている可能性もある。ベランダの手すりなどを触ってみてどの程度汚れがつくかもチェックポイントだ。 

 

<遮音対策はどうする?>

幹線道路沿いにある物件は、防音対策をしっかりと行っているところも多い。「内見してみたら、意外と音が気にならなかった」ということもあるため、まずは実際に内見をしてみて考えてみるのもいい。それでも心配な人は下記のような防音対策をしてみよう!

 

1.防音カーテンや防音シートを設置する

外部からの騒音の侵入を防いでくれる。防音カーテンは重いほど遮断効果が高い。また透明な防音シートを窓にはることで、カーテンを開けていても遮音効果が期待できる。ただ退去時に剥がせなくなると困るので防音シートの場合は、剥がせるものを選ぼう(大家さんに相談して貼らせてもらうのも手だ)。

2.環境に慣れるまで耳栓を使う

最初は気になっていた音も、住んでいくうちに少しずつ環境に慣れていくはず!慣れるまでは耳栓などを使って凌ぐのもありかも。

 

幹線道路沿いの物件に住む人におすすめなのは?

洗濯物を大量に干さず、浴室乾燥機などで済ませられる一人暮らしの人

交通量の多い日中は仕事でいないことが多かったり、車での移動や利便性を重視する人

夜、車の音が聞こえても気にならない、眠れる人

家賃の安さを重視する人

 

いかがでしたか? 今後、電気自動車が増えてくればガソリンによる空気の心配は改善されてきます。電気自動車のエンジン音も小さいので、音の問題も少なくなるでしょう。そうすると利便性や防犯面の良さがあることから幹線道路沿いの賃貸物件が好まれるようになるかもしれませんね!メリットとデメリットを比べてみて、自分にあったお家を見つけましょう!

(絵・文/ながれだあかね)

 

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この記事を書いた人

イラストレーター・ライター

武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/

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