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今日もどこかの街で美食探訪 ねこやま大吉のグルメ狩人

東京都(文京区) 「いらっしゃい! 社長!!」 威勢のいい声が飛び交う『秋吉』で「やきとり」を堪能する(2/2ページ)

ねこやま大吉ねこやま大吉

2022/04/01

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しろ。ささみと同じく表面はカリっと、中はミディアム級にやわらかく焼けている。噛むほどに肉の旨味が口の中で広がる。秋吉はカウンター・テーブル席にやきとりを載せるステンレス製の串載せ台が備わっている。このステンレス台、やきとりが冷めないようにヒーティングしてある優れモノ。肉汁がひろがればスタッフがすぐに拭きあげるので、違う種類の肉の味が混ざることはない。皿で出てくるのは揚げ物・ご飯ものぐらいである。

串カツ。これも一人前5本。やきとり店で串カツを出しているのは珍しいのだが、秋吉といえば純けいとこの串カツ。地元福井でも大人気の一品。カラッと揚がった衣の中にはほくほくの牛肉が隠れている。カツ用のタレもあるが、小生は25年間塩一筋。ちょっと振って一気に口の中に放り込むのが秋吉の串カツにおける、ねこやま流の食べ方だ。素材の旨味がストレートに楽しめる。

串カツの後はこのピーマン揚げ。内側お腹の部分には、衣が少し多めで揚がってくる。厚みが増して食感がとてもよくなる。サクサクの衣とピーマンの甘み・苦みが絶妙だ。1本は付け合わせのソース(赤)で。もう1本は串カツと同じく塩で食べるのが、ねこやま流。

いったい何本食べただろうか。一口サイズの串だから握り寿司の様にいろいろな串が食べられる。たださすがに20本越えてくると満腹信号が胃から脳に。口直しにトマトと焼きおにぎりを頬張る。

トマトは塩・ソース・マヨネーズ味が選べるが、もちろんここは塩。程よく冷やされたトマトは、デザート感覚で食べられる。炭台の上で焼かれたおにぎりは、表面はカリカリ、中は炊きたてのご飯で瑞々しくほくほく。焦げた醤油の香りが最後の一口まで楽しませてくれる。最後に、満腹信号限界突破の「純けい」だ。

 

「『純けい』に始まり『純けい』に終わる」——これが秋吉の角串・丸串オールスターを食す際のねこやまの流儀である。

時計を確認すれば、「社長」もそろそろ事務所に戻る時間。さっさと今日の仕事をやっつけようと店を後にする。

今回お邪魔したおいしいお店
『やきとりの名門 秋吉』(後楽園店)
東京都文京区本郷1-20-7 安藤ビル1F 

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この記事を書いた人

編集者・ライター

長年出版業界に従事し、グルメからファッション、ペットまで幅広いジャンルの雑誌を手掛ける。全国地域活性事業の一環でご当地グルメを発掘中。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。現在、猫の快適部屋を目指し日々こつこつ猫部屋を制作。mono MAGAZINE webにてキッチン家電取材中。https://www.monomagazine.com/author/w-31nekoyama/

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