ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

法的更新ってなに? 法的更新をした際のリスク(2/2ページ)

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

❷合意更新をしよう! 法的更新をした際のリスク

 

法的更新をすると期間のない契約となるため、それ以降の更新料の支払い義務は発生しない。ただデメリットも!

 

<法的更新をした際のリスク>

・契約条件を変えられない

 周りの部屋の家賃や共益費が下がったり良い条件になっても、当初の契約内容から変更できない。更新時にできたはずの家賃の値下げ交渉などもしづらくなる。

 ・契約内容に合意せず法的更新となった場合、大家さんとの信頼関係が壊れてしまうことも。

 

合意更新の良いところは・・・

・更新時に契約書をもう一度作成することになる。家賃の変更や条件の変更なども可能になるため、借主から大家さんへ希望を伝えるチャンス。また更新の度に契約が見直されるので安全な契約ができる。

・お互いが納得のいく形で契約を結べる。

 更新時に手続きをする手間は多少かかるが、基本的に不動産会社や大家さんが準備をしてくれるので借主に負担は少ない。また長く住んでいると更新料などもサービスしてくれる大家さんもいるので、更新時期に交渉してみるといいかもしれない。

 

 

やはり大家さんから大切なお部屋を借りている以上、良い関係で住み続けたいですよね。更新時に契約内容に納得がいかないところがあれば、しっかりと話し合いをして落としどころを見つけましょう。もし更新手続きを忘れて契約期間がすぎたという方がいても安心してください。大家さんと入居者の合意があれば、合意更新は期間をすぎてからでも契約を結べます。

 

(絵・文/ながれだあかね)

 

 

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

イラストレーター・ライター

武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/

ページのトップへ

ウチコミ!