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ドラレコ特約付き自動車保険――市販のドラレコとの違いと特徴、選び方(1/2ページ)

平野 敦之

2021/06/12

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イメージ/©︎Chutima Sonma・123RF

大手損保が数年前から自動車保険にドライブレコーダー(以下、ドラレコ)特約付きの自動車保険を発売しています。あおり運転が原因の社会的に大きな影響の事故もあり、ドラレコが注目されることが増えてきました。普通のドラレコよりも多くの機能を持つ自動車保険のドラレコ特約についてみていきましょう。

ドライブレコーダー特約付きの自動車保険とは?

ドラレコ特約は大手4社の損保が展開しており、保険会社指定のドラレコを有償で貸し出すことで映像を撮るという通常の機能の他に運転時のサポート機能や事故時の対応などまで行うものです。運転スコアが一定の基準に達すると保険料が割引になるものもあります。

一般的に月々650円~850円(年払1万円弱)ほどのコストを支払って、契約先の損害保険会社から貸与されるドラレコを設置します。事故発生時に衝撃を感知して、損害保険会社の事故受付センターに通報します。また、事故発生時の運転の録画映像が損害保険会社に送信されます。

損害保険会社によって機能が異なりますが、あおり運転をされたときにドライバーからのSOS発信や事故時に提携警備会社の駆け付けサービス、運転診断レポート、運転支援機能、家族の見守りサービス、運転スコアによる翌年の保険料割引、事故時の映像で事故相手との過失割合を自動判定するなどさまざまな機能があります。

ドラレコというとディーラーやカー用品店などでも購入することができるドラレコと比較しがちですが、機能そのものは全く異なるものなのです。

今や自動車の運転にドラレコは必須!?

2020年道路交通法の改正によって創設された妨害運転罪として、あおり運転は取り締まりの対象になりました。割り込みや幅寄せ、蛇行運転、車間距離不保持などをすれば罰則を受けることになります。

最近はあおり運転のことがよく言われますが、そもそも自動車による交通事故でよく揉めることの原因の一つが事故相手との言い分が食い違うことによる過失割合の主張の違いです。当事者双方の言い分が食い違うことで、示談完了までに時間がかかることも珍しくありませんでした。特に事故の当事者双方が感情的になってしまうと事故解決までの道のりは困難なものになります。

ドラレコによる映像があれば事故状況は明確になり、過失割合の自動判定まで付帯しているものなら相手方がこれを覆すのは容易ではありません。その意味では、ドラレコ特約を付けておく意味は大きいと言えるでしょう。

特にドラレコ特約付きに自動車保険は、事故発生時に損保会社に通報する機能があります。事故映像も送られるため、多くの人が事故のときには動揺して冷静に対処するのが難しいのが交通事故の現場です。映像があれば、事故状況の詳細な説明も必要ありません。位置情報から事故現場の場所を把握できるタイプもあるので、事故の際には負担の軽減が期待できます。

次ページ ▶︎ | 具体的にドラレコ特約付きの自動車保険はどのようなものがあるか? 

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この記事を書いた人

平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp

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