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”ただ洗ってしまうだけ”ではダメなんです

鉄製とテフロン加工、ふたつのフライパンのお手入れ方法の違いを正しく言えますか?

桑田 唯桑田 唯

2016/08/09

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フライパンを長持ちさせるお手入れとは?

毎日のお料理にかかせないフライパン。異なるサイズや素材のフライパンを数種類使い分けている方も多いのではないでしょうか。フライパンにはいろいろな素材がありますが、どれも同じようにお手入れしていると、フライパンの寿命が短くなってしまう…ということもあるんです。

せっかく買った高いフライパンなら、しっかりと長持ちさせたいですよね。今回は特に使うことの多い、テフロン加工・フッ素加工などのコーティングつきのフライパンと、鉄製のフライパンの特徴とお手入れ方法をご紹介します!

フライパンは使ったらすぐに洗うのが鉄則

コーティングされたフライパン、鉄製のフライパン、どちらにも共通していえることは、「使ったらなるべくすぐに洗うようにする」ということ。

食材や調理後の汚れがフライパンに残ったままだと汚れが落ちにくくなるため、どうしても洗い残しが…。すると、それが焦げつきの原因になってしまうのです。

また、洗ったあとは水気を残さないというのも共通のポイント。これらはどのフライパンを扱う際も意識しておきましょう!

キズに要注意!テフロン加工のフライパン

値段もお手頃で一番身近といえるのが、テフロン加工やフッ素加工などの表面加工のされたフライパン。少ない油でも焦げつきにくく、お手入れもしやすいですよね。

とても扱いやすいフライパンですが、長く使っているとどうしてもコーティングがはがれてしまい、だんだん焦げつきやすくなってきてしまいます。扱い方によっては半年から1年ほどで使いづらくなってしまうことも。

表面コーティングのしてあるフライパンを長持ちさせるには、なるべく表面にキズをつけないのがポイント。フライパンを洗うときは、たわしやクレンザーは使わずにやわらかいスポンジで洗うようにしましょう。洗うタイミングですが、調理直後の熱くなったままの状態で冷たい水につけると、急激な温度差でフライパン本体が収縮し、コーティングがはがれやすくなってしまいます。ですから、少し冷めたタイミングで洗うようにしましょう。

また、調理中にもキズがつかないように、樹脂製や木製などの柔らかい素材のキッチンツールを使うのがベターです。さらに、強火にするとコーティングが損傷してしまうこともあるので、中火までの火で調理するようにしましょう。

油をならすのが重要な、鉄製のフライパン

強火でも使える頑丈なフライパンといえば、鉄製のフライパンです。鉄製のフライパンは、お手入れ方法を誤るとサビついてしまったり焦げやすくなってしまったりと、少し扱いにいところがあります。

しかし、サビが出てしまっても空焼きしてサビを炭化すれば、また再生できるのでご安心を。また、火の通りが早く均一に焼けたり、料理がおいしくなったり、鉄分を摂取できたりと、メリットも多いのが鉄製のフライパンです。

鉄のフライパンを使う上で一番大事なのが、フライパンに油をならすということ。使い始めはもちろん、毎回の料理の前にフライパンを空焼きして、油をならすというステップが必要になります。具体的には、1/4〜1/2カップほどの油をフライパンに入れてなじませ、オイルポットに戻すという作業をすることで、食材がこげつきにくくなります。

フライパンを洗う際は、この油の皮膜をなるべく取ってしまわないように、洗剤を使わずに洗うことが推奨されています。なので、調理後のまだフライパンが温かいタイミングで、たわしやささらを使って洗うようにしましょう。洗った後は、水滴を放置せずに、空焼きして水気を飛ばしてあげましょう。

以上、2種類のフライパンの特徴とお手入れ方法をご紹介しました。鉄製のフライパンは、テフロン加工のフライパンに慣れていると少し面倒に感じるかもしれませんが、お手入れ次第では一生使えるフライパンになりますよ。最近では、毎日の油ならしが不要な高機能な鉄製フライパンもあり、そちらもおすすめです。

 

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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