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シェアハウス生活で注意すべきこと(5)

住人に学ぶ! 快適シェアのアイデア集

内野匡裕

2016/03/28

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ホワイトボードで情報共有

 シェアハウスで生活している人には、朝早くから出掛ける会社員もいれば夜型のサービス業の人、授業やアルバイトに忙しい学生などいろいろな人がいます。生活時間帯もバラバラになることが多いので、全員とコミュニケーションをとるためにメールやSNSを活用しているシェアハウスも多いようです。

 すぐに知らせたいことがあるときはダイレクトメッセージがおすすめですが、ちょっと気づいたことや共有しておきたい情報は、リビングや冷蔵庫など住人全員が見る機会の多い場所にホワイトボードを置くのもいいアイデアといえます。

 たとえばキッチンなら「職場でもらったお菓子が入っているので食べてね」「ドレッシングがなくなったので帰りに買ってきます」など、ちょっとした伝言やシェアしておきたい情報などを書いておけます。リビングに置いておいて「来週1週間、帰省で不在にします」「日曜日に友達がきます」など、予定を書いておくのもいいですね。

 それぞれが時間のあるときに書き込みをして文通のようなやり取りができるので、口約束ではなくお互いしっかりと確認ができます。お互いの在宅・不在を知らせるために、玄関に「いる」「いない」をマークするシェアハウスもあるそうですよ。

 ほかにも掃除の当番を書き込んだり、お風呂の予約表に使ったりと何かとお知らせに使えるホワイトボードやコルクボード。ひとり暮らしではあまり使う機会はないかもしれませんが、シェアハウスではとても活躍してくれます。

共有スペースの掃除やゴミ出しは当番制に

 共有スペースの掃除は、清掃業者や住み込みの管理人が定期的に行なうところもありますが、入居者のなかで当番制にしているところも多いです。手づくりの当番表を使って活用している物件もあります。

「気づいた人が掃除・ゴミ出しをする」という方法もアリですが、きれい好きな人とはこまめに掃除をしても、ズボラな人はあまりしないということもあります。「自分ばかり掃除していて、なんだか損している…」とストレスを溜めないためには、住人の生活リズムに合わせてシェアハウス全体でルールを設けておいたほうが安心です。

 あるシェアハウスでは、一週間ずつ交代でゴミ出しを担当し、もし出し忘れたらもう一週間担当、というようにルールを設けています。ホワイトボードで管理をして、「出張が入ったので、この週は交代させて」など、うまくコミュニケーションがとれているようです。

 もちろん忙しいときや、シフト制の仕事などで朝早く起きるのがむずかしい場合はお互い助け合っています。「今週、ゴミ多く出したから私がやっておくよ」「朝、ゴミ出し忘れていたから代わりにやったよ」など、声をかけ合うことも大切です。

 ルールを設けて守ることも大事ですが、ルールを守ること自体が目的ではありません。ルールはお互いに気持ちよく過ごすための手段でしかありません。

 お互いの気遣いによって気持ちよく生活できているということを忘れずに、たまにはコミュニケーションをとってルールの見直しも行いましょう。特に、新しいメンバーが入ったときはみんなどういう風に掃除やゴミ出しをしているか説明してあげると親切です。

消耗品の精算方法を決めておく

 トイレットペーパーや食器用洗剤などの消耗品は、個人で管理するよりまとめて購入したほうが割安になります。気づいた人が購入してレシートを取っておき、月末ごとにみんなでレシートを持ち寄って精算するなど、住人同士で公平に費用を分担できるルールを決めておきましょう。

 信頼できる住人同士であれば、共通のお財布をつくって、たとえば月初めにひとり1000円ずつ入れておき、買った物のレシートを入れて使ったお金をそこからもらうといった方法もできます。ひとり暮らしより消耗品の減るペースは早いので、消耗品はどのぐらいの価格帯のものを買う、それ以上のこだわりがある場合は個人の所有にするなど決めておくといいでしょう。

「金銭トラブルが不安だから共通のお財布は持ちたくない」「消耗品は使い心地より少しでも安いものがいい」という人もいるので、各自のこだわりを話し合って、みんなが納得できるシステムをとりましょう。

 買い出しは負担になることもあるので気遣いも忘れずに、自分の意見がある場合ははっきり言うことがポイントです。その場合は、他人に求めるばかりではなく「こうすればもっと便利になる」と共同生活のアイデアを出すことを楽しむ姿勢でのぞみましょう。

 同居人が快適に過ごせるよう、自分ができるときは率先してやれば、お互いの歩み寄りで快適な生活につながります。

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この記事を書いた人

株式会社彩ファクトリー 代表取締役

10年前に国際交流経験を求めてシェアハウスに入居。自分自身が体感した「人との交流から得られる気づき、学び、視野の広がり、共に体験し、感動できる喜び」を、社会に受け入れられやすい形にリメイクして届けたいと、シェアハウスの事業化を決意する。 以来、勉強のために10物件に住み、200物件以上を見学、シェアハウス運営会社を副社長として設立し、デザイナーズシェアハウス4件を運営。その後、独立して株式会社彩ファクトリーを設立。 ひとり暮らしでは得られない「体験」の得られる環境にこだわり、コンセプトシェアハウスを17件プロデュース。全330室を運営。 起業家が切磋琢磨を楽しむ「起業家シェアハウス」は、起業家同士が日常的に相談し合い、刺激を与え合い、目標の実現を加速することを目指して運営。共用のセミナールームにてさまざまなビジネスイベントを開催している。これまで4年間運営し、上場企業の創業者や年商50億円規模の経営者も入居している。 また、「英語漬けシェアハウス」では、外国人が20パーセント以上となるように調整し、共用ラウンジでは英語で話すことをルール化、シェアハウス内で週2回の英会話レッスンを開催する。また、毎月国際交流パーティーを開催し、外国人との国際交流を日常化している。 その他、シングルマザーシェアハウス、東大合格シェアハウスなど、多くのコンセプトシェアハウスをプロデュースする。 彩ファクトリー http://irodorifactory.com

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