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賃貸初期費用の悪慣習「のっけ」とは?(礼金)(2/2ページ)

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主に、2つの理由が存在します。

1 「のっけ」「AD」等の金額調整がその時点では出来ない(出来ていない)為、計算書を提示できない。これは、一般にはあまり公開されていない賃貸不動産の闇の部分です。

■「のっけ」とは何か・・・

「のっけ」とは、礼金を勝手に1か月なり増やしてお客様に説明して、契約になれば「その分を」バックします。という意味です。 紹介しているお客さんからも「仲介手数料」を取る訳ですから、違法な報酬になります。

これは、不動産屋さんだけが見られる「帯情報」つまり、参考図の様に会社名等が掲載されている図面の下部に表示されている情報です。この「のっけ」は、全ての不動産屋さんがやってしまうわけではありません。基本的に「違法」ですから。

なので、今接客しているお客さんに「のっけ」を実施した計算書などを作って渡し、物件が気に入らないなどの理由で万一、帰られてしまい、他の業者に「のっけ」を指摘されたり「監督官庁」などに持っていかれると「処分」の対象にもなりかねません。

危険が伴いすぎるので、物件が決まる直前まで出しません。要するに、不動産業者同士で「綿密な打ち合わせが出来る状況」お客さんが物件を決めてくれそうな状態までなってこないとこれが出来ないんですね。

2 決まってもいない賃貸物件の「初期費用計算書」を作る手間・暇が無駄なため。

これも、勝手な言い分ですね。お客様へのサービスという観点から見ると、如何な物でしょうか?

以上の2点が主な理由です。

いずれにしても、不動産会社側の事情で「お客様」の為にしている事ではありません。ましてや、前回から説明している通り「借主さんにも予算がある」わけですから、キチンとした仕事に見えないですね。重要な「借主さんや貸主さん」の事情そっちのけで、自分たちの利益優先です。

こんな紹介の仕方では「借主さんは予算の問題でダメになる可能性があります」し「貸主さんは受取もしないのっけのせいで、機会損失」の恐れが大きいですね。ご存知でしたか?

こんな事が行われている場合がありますから、借主さんも大家さんも要注意です。是非、皆さん参考にしてください。やたらと「礼金」や「AD」を請求して来る不動産会社が「要注意」です。悪慣習に巻き込まれない方法として、大家さんが直接募集をしている場合があります。それが「ウチコミ!」です。

悪慣習を持っているのは不動産会社です。ですから、それにとらわれず貸したい物件を持つ大家さんと家を借りたい入居希望者さんを直接つないでいます。

お互いがこの人から借りたいな、この人に貸したいなと思ってもらえれば話を進めればいいわけです。
もちろん、最終的な賃貸契約を結ぶ時にはもちろん宅建の免許を持ったエージェントが間に入って契約を行います。

大家さん、入居希望者さんにとってメリットのあるウチコミをぜひ覗いてみてください。

部屋を貸したい人、部屋を借りたい人が集まり、コミュニケーションをしているサイトです。借主さんも貸主さんも一度覗いてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

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