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自分の身を守るために知っておきたいこと

防犯・安全性をチェックする6つのポイント(2/3ページ)

佐藤ゆみ佐藤ゆみ

2016/01/04

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ポイント4 エントランスから防犯意識を確認

オートロックだけでなく、管理人さんが常駐している場合は、防犯力がさらに上がります。侵入者が一番恐れるのが人の目です。管理人さんがいるかどうか、いるのであれば常駐なのか、日中だけいるのか、管理会社に確認してみましょう。

内見のときには、エントランスがきちんと清掃されているか、ポストの周囲にチラシなどが散らばっていないか、廊下等の電灯は切れていないか。そのような共有部分をしっかりとチェックしましょう。共有部分が整理されていない物件は管理がゆるく、防犯の目も行き届かない可能性が高いので避けたほうがよいかもしれません。

また、駐輪場や共用部分などに防犯カメラがあるかどうかも重要です。防犯カメラは、死角を無くし安全性を高めてくれます。最近はエレベーター内の様子を防犯カメラで監視・録画し、外のモニターで確認できる物件もあります。防犯カメラがどこに何台設置されているか、チェックしてみましょう。

ポイント5 部屋の鍵も重要

自室のドアの鍵についても確認しましょう。空き巣犯などがいちばんよく使う方法がピッキングです。ピッキングとは、鍵穴に針金のような特殊な工具を差し込んで、鍵を不正に開ける手法のことで、プロであれば、ものの10秒もあれば鍵を開けてしまうそうです。

ただし、鍵にはピッキングされにくいものとそうでないものがあります。ピッキングされづらいといわれている鍵には、「カードキー」「電子ロック」「ディンプルキー」「ロータリーシリンダー」などがあります。

「カードキー」はその名の通り、カードタイプの鍵。鍵穴がないので、ピッキングをすることができません。また「電子ロック」は暗証番号や指紋認証を使って開錠するタイプの鍵で、こちらも鍵穴がありませんのでピッキングができず防犯性に優れています。

また、鍵穴はあるものの、鍵に円形や楕円形のくぼみが複数ついている「ディンプルキー」や、複雑な構造を持つ「ロータリーシリンダー」は開錠に時間がかかるため、ピッキング犯に敬遠されます。また、鍵が上下と二箇所に設置されていれば、単純にピッキングするのに2倍の時間がかかるので、さらに安全性が向上します。

侵入に時間がかかればかかるほど、当然、空き巣犯が侵入を諦める確率が高くなります。あるデータによると、侵入にかかる時間が2〜5分になると侵入を諦めることが多くなるそうです。部屋を選ぶ際には、ドアの鍵がどんなものになっているのか要チェックです。

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この記事を書いた人

宅地建物取引士、インテリアコーディネーター

空間デザイナー、開業コンサルタント 不動産の力で女性の夢を応援することをミッションに、2015年2月に女性だけの不動産会社としてHouse Brian/ハウスブリアン(所在地:さいたま市)を企画、設立から運営まですべてをこなす。 ハウスブリアンの事業の2大柱として、 ☆シングルマザーこそ、家を買え。守ってくれる家探し ☆借りるだけじゃ意味がない。本当に繁盛する店舗の選び方 を掲げ、シングルマザーや女性起業家(予備軍)に向けての支援活動を行っている。 起業したい女性向けの創業スタートアップ勉強会やワークショップ、セミナー等を開催し、「何かを始めたいのだけど、きっかけがない」「場所がなない」という人には、お店の一部をレンタルスペースとして提供している。

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