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賃貸派必見! 老後の資金計画と家賃相場について

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賃貸物件といえば若者が住むところというイメージがありますが、では定年を迎えて老後を迎えている高齢者にとって賃貸物件での生活は良いものなのでしょうか?たとえばそれまで子どもがいた家庭であっても老後は夫婦2人になるので、2人で十分生活していけるコンパクトな賃貸物件に住み替えれば、住宅に関する生活費を大きく減らすこともできます。今回は老後のライフスタイルに合わせた賃貸住宅の考え方と、そのために必要となる資金について考えてみましょう。

「老後」はいつまで続くか読めない

「老後前」の人生設計においては、ほとんどのものに「あと何年」という目算が立っていました。子どもが成人・独立をするまでの年数もある程度決まっていますし、教育資金として必要になるお金についても同様です。しかし「老後」というのは、あと何年続くのかがまったく読めません。

老後の場合、子どもが一緒に住んでいなければ家族構成は夫婦2人となります。そのため賃貸物件の広さも1DKや2DK程度の小さなもので十分なので、家賃をかなり低く抑えることが可能です。コンパクトな物件になると不人気な場合も多いので、不人気ゆえに家賃相場がかなり安くなっている地域もあります。1DKや2DKで考えると、物件によっては家賃を4万円程度に抑えることも決して不可能ではありません。

そして仮に家賃4万円の賃貸物件で生活をすると、年間で支払う家賃は48万円となります。その48万円が何年続くのか分かれば用意する老後資金についても計算しやすいのですが、それがあと何年続くか分からないため、結局は「だいたいの年数」でしか見積もりをすることができないのです。

蓄えはあればあるほど良い!?

老後を少しでも安心して暮らしていくために、働いているうちにできることとして貯金が挙げられます。老後のために蓄えはあればあるほど良いというのは間違いありません。しかし若いうちから闇雲に老後の貯金ばかり考えて生活するのも窮屈かと思います。

そこで老後の賃貸生活を安心して送れる貯金額については、だいたい1000万円と見積もってみましょう。家賃4万円の物件に20年間住むと960万円になるので、このあたりが妥当な線ではないかと思います。もちろんそれ以上の金額を蓄えても問題はありませんが、まずは「老後資金として1000万円を貯める」という目標を立てて、貯蓄をしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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