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田舎の不動産をみる際のポイント

本格的な家探しに便利な情報源ベスト3

馬場未織馬場未織

2016/01/05

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購入予定の人にオススメ「田舎ねっと.日本」

 移住・デュアルライフ(二地域住居)の意思が固まり、さあ、いよいよ住まい探しという段階に来ました。まずはネットで情報収集をしようとする人が多いでしょうが、田舎の不動産に特化しているサイトはたくさんあり、最初は迷ってしまうかもしれません。そんなときに初心者にオススメのサイトを3つご紹介します。

 田舎の総合的な不動産情報を扱っているサイト「田舎ねっと.日本」です。「日本一親切な田舎暮らし支援サイト」をうたっており、初めて本格的な物件探しをしようとしている人にも使い勝手がよさそうです。

 都道府県の地域別、不動産の種類(戸建て、古民家、ログハウス、土地など)、価格帯という3つの条件で簡易検索できるのが便利。自分の予算に合いそうな物件が、関東近県にあるのか?といった、まずは大雑把な当たりをつけるのに役立ちます。たとえば、東海地方で古民家を探したい場合、どれぐらいの予算を考えておくべきか、という使い方ができます。

 また「田舎暮らしマニュアル」という情報欄には、物件選びの注意点があげられていて、とくに初心者には役に立ちます。土地が飛び地になってないか、土地の「地目」が畑や田の場合は取引方法にも注意とか、住環境として家畜臭がきつくないか、などなど。こうした情報も参考にしながら、田舎物件を見る目を養うのに手頃なサイトといえます。

「田舎ねっと.日本」
http://www.inakanet.jp

デュアルライフ用の物件探しにも「空き家バンク・住まい」

 ほかの記事でもたびたび紹介した「ニッポン移住・交流ナビ(移住・交流推進機構)」による「空き家バンク・住まい」です。主に各地の自治体が発信している住宅情報を一元的に検索できるのが強みです。

 こちらには賃貸物件も掲載されています。ちょっと都心から離れるだけで、日当たり良好な広い庭に土蔵や倉庫までついた住宅が、都内であればワンルームがせいぜいといった家賃で借りられることがわかり、試しに移住してみようかな、という気にさせられます。

 ユニークなのは、地域検索の際に、単に都道府県だけでなく、気候・自然環境や、支援策、立地・特性からの絞り込みができることです。気候・自然環境であれば、夏が涼しい/冬が暖かい、海がある/山がある、マリンスポーツが楽しめる/ウィンタースポーツが楽しめる、といった選び方ができます。

 支援策については自治体情報に詳しく、育児支援、住宅支援、起業支援など、家族構成や希望のライフスタイル別に必要な支援制度を基準に検索できるので、物件探しの段階から、移住後の生活費削減対策を検討するのに便利です。立地・特性に関しては、「二地域居住に便利」「三大都市圏まで2時間以内」を選択すれば、デュアルライフに適した物件を見つけやすいでしょう。

「空き家バンク・住まい」
http://www.iju-join.jp/akiyabank/

わがままな希望をかなえる「地方に住む!田舎暮らし物件情報」

 地域の魅力的な暮らしを紹介する雑誌「ターンズ」発行元が運営する不動産情報サイト「地方に住む!田舎暮らし物件情報」。 

 こちらの特徴の1つは、検索条件をかなり詳しく設定できることです。たとえば、信州で新幹線通勤ができる地域で、価格帯は2000万円まで、温泉やゴルフ場にアクセスがよく、陽当り良好な売家、家庭菜園にも適していればなおうれしい、といったわがままな検索方法が可能です。

 もう1つの大きな特徴は「物件リクエスト」ができること。住みたいエリアや価格帯、敷地の面積など、希望の条件を登録しておくと、その条件にあった物件情報が3カ月間にわたって毎週メールで届く仕組みです。

 また、以前に雑誌に掲載された移住経験者の体験談が「田舎暮らしの先輩達の声」として再掲されているのも楽しい。田舎暮らしの楽しさとたいへんさが、実感のこもった声で伝わってきます。

「地方に住む!田舎暮らし物件情報」
http://bukken.turns.jp


 賃貸ならともかく、買うともなれば絶対に失敗したくない不動産。幅広い情報源に目配りして、心から納得のいく物件に出会えるよう、こうしたサイトを活用してください。

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この記事を書いた人

NPO法人南房総リパブリック理事長

1973年、東京都生まれ。1996年、日本女子大学卒業、1998年、同大学大学院修了後、千葉学建築計画事務所勤務を経て建築ライターへ。2014年、株式会社ウィードシード設立。 プライベートでは2007年より家族5人とネコ2匹、その他その時に飼う生きものを連れて「平日は東京で暮らし、週末は千葉県南房総市の里山で暮らす」という二地域居住を実践。東京と南房総を通算約250往復以上する暮らしのなかで、里山での子育てや里山環境の保全・活用、都市農村交流などを考えるようになり、2011年に農家や建築家、教育関係者、造園家、ウェブデザイナー、市役所公務員らと共に任意団体「南房総リパブリック」を設立し、2012年に法人化。現在はNPO法人南房総リパブリック理事長を務める。 メンバーと共に、親と子が一緒になって里山で自然体験学習をする「里山学校」、里山環境でヒト・コト・モノをつなげる拠点「三芳つくるハウス」の運営、南房総市の空き家調査などを手掛ける。 著書に『週末は田舎暮らし ~ゼロからはじめた「二地域居住」奮闘記~』(ダイヤモンド社)、『建築女子が聞く 住まいの金融と税制』(共著・学芸出版社)など。

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