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環境アレルギー対策で、さらに健康増進! 第12回 「寒暖差アレルギー」

加藤 美奈子

2021/01/21

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イメージ/©︎Alberto Andrei Rosu・123RF

温度差が7度以上あると出やすい寒暖差アレルギー

今年は暖冬と思いきや雪の積雪が1メートル以上もあるエリアもあり、外気温に対して対応、調整しにくい冬となりました。そこで今回は寒暖差アレルギーについての話を。寒暖差アレルギーの症状は、温度差が7度以上になると出やすいとされています。

この寒暖差アレルギー、その発症機序とは一体どのようなものなのでしょうか。

正確な原因は解明されていませんが、温度差によって自律神経のバランスが崩れることで発症すると考えられています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、相反する作用を持つこの2つの神経がバランスをとって体内の臓器や血管などの働きをコントロールし、体内環境を調節しています。鼻の粘膜にある血管の収縮・拡張も自律神経によってコントロールされており、激しい温度差が刺激になってこの調節がうまくいかなくなり、鼻水が出やすくなってしまうのです。

わが子を例にすると、睡眠中、深夜3時~5時くらいに鼻水や、鼻詰まりの症状がでることで目が覚め、ティッシュで鼻をよくかんでいます。耳鼻咽喉科の医師がカメラで鼻腔を検査すると「寒暖差が原因の鼻炎ですね」と言われます。ただ、耳鼻科に通う時間帯は昼間か夕方で待合室は暖かく、鼻の中も寒暖差がないので症状はあまりありません。わが子の場合は。寒暖差のある寝室環境を整えなくてはと考えています。

ちょっとした工夫でできる寒暖差アレルギーの対策

では、どのような対策が考えられるでしょうか。

室内環境は建築の構造、空調設備、床暖房などで整えることができますが、私たちの日常生活でもちょっとした工夫ができるので、以下に紹介いたします。

室外編

室外でも鼻の粘膜の刺激を減らすためにマスク装着を行います。

室内編

・室内ではタバコの喫煙、強い香水の使用を避け、粉じんや揮発する有機化合物に触れないことで鼻腔の粘膜の刺激を減らすことができます。

・ストレスは免疫能力低下に繋がるので、睡眠を十分にとり、バランスの良い食事を摂りましょう。

・寝室環境は暖房機器で温度調整をします。目的は鼻に触れる空気の温度の刺激を少ない状態に保つことです。高温の必要はなく18℃でも布団があるので十分温かい環境になります。温度計を観察しながら能動的に各自調節しましょう。

病院編

スギ花粉が飛び始める時期は1月下旬から2月中旬です。その頃から花粉症対策の医療的な治療も併用し、医師に相談し鼻腔内の状態は綺麗にし続けましょう。

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この記事を書いた人

春日井環境アレルギー対策センター 代表

子どもがアレルギー起因の喘息で入退院を繰り返した経験から、2011年にアレルギーをもつ子どもの育児をサポートする任意団体を設立。2018年、春日井環境アレルギー対策センターを設立し、健康住宅建築や既存建築物の空気質測定、室内空気環境品質検査認証などを中心に事業展開。アレルギー患者を一人でも減らすべく日々活動している。資格:看護師、環境アレルギーアドバイザー、シックハウス診断士

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