「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ――簡単リメイク! 唐揚げ酢鶏弁当
小川 真樹(Maki Ogawa)
2021/02/26
写真/小川 真樹(Maki Ogawa)
残った唐揚げと簡単調味料で簡単リメイク 唐揚げ酢鶏弁当
こんにちは。お弁当作家の小川真樹です。
毎日自分用と(今は春休みですが)オンライン授業の子供たち用にお弁当を作っています。
我が家の息子たちは唐揚げが大好きです。唐揚げの日は、翌日のお弁当に使う前提でちょっぴり多めに作ります。
味のしみ込んだ唐揚げもおいしいのですが、リメイク弁当用に漬け込み時間は短め、味を薄めに。しょうゆとおろしショウガに漬け込む時間はだいだい20分くらい。片栗粉の衣をつけて170℃の油で4~5分からっと揚げます。残した唐揚げ3個は翌日2人分の酢鶏弁当に変身します。
この日の残ったおかずは、唐揚げ、ラーパーツァイもどき(白菜の甘酢漬け)、レンコンのきんぴら。
全体的に色が茶色いので、きれいな色の野菜を組み合わせたいと思います。
調味料を同量合わせるだけ! 砂糖、しょうゆ、酒、酢の4Sソース
今回も簡単調味料で作ります。砂糖、しょうゆ、酒、酢を同量合わせただけの4Sソースです。
(こちらも頭文字が全部Sです!)
米酢、穀物酢、黒酢等、いろいろなお酢がありますが、個人的には黒酢が好きです。
米酢は味がまろやかなので、ドレッシングや酢の物などの加熱しない料理に。
黒酢は独特のにおいがあるので苦手な方が多いかもしれませんが、加熱することによって、その「におい」が「香り」に変わります。炒め物にコクが出ます。
穀物酢も加熱向きです。加熱することによって強めの酸味が和らいで、まろやかさが出るのです。
唐揚げ酢鶏 材料(2人分)
●唐揚げ 3個(35g程度の唐揚げx3)
●しめじ 40g
●赤ピーマン 40g
●玉ねぎ 40g
●砂糖 大1
●酒 大1
●醤油 大1
●黒酢(もしくは穀物酢) 大1
●炒め油 適量
作り方
① 唐揚げは半分、もしくは1/3の大きさに切る
② しめじは石づきを取り除き、パプリカと玉ねぎはくし切りにする
③ 油を引いたフライパンで野菜がしんなりするまで炒める
④ 野菜がしんなりしたら、鶏肉を加える。さっと炒める
⑤ 唐揚げと野菜がなじんだら、4Sソースを加えて沸騰させる(酒のアルコールを飛ばす)
⑥ 沸騰寸前で火を弱め、つやが出るまで火を通す
⑦ つやが出て、ソースが全体にからんだらできあがり!
※市販の唐揚げを使う場合は、調味料の味を薄めに、もしくは玉ねぎを多くする等、味を調整してください。
リメイク弁当で時間と気持ちに余裕が生まれる
お弁当箱に前日の残りと唐揚げ酢鶏を詰めてみましょう。これだけだとちょっと寂しいので色を加えます。
黒酢の酢鶏に白いゴマを、白いご飯に黄色と黒ののり玉ふりかけをかけます。コントラストがよりはっきりして、色鮮やかなお弁当になりました!
リメイク弁当の利点は、残り物を新しい味でおいしくいただけるだけでなく、調理と洗い物の負担が減ること。
時間と気持ちに余裕が生まれますね。
「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ
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この記事を書いた人
お弁当作家
栄養バランスはもちろん、かわいい弁当をつくることで主婦などから支持される「お弁当作家」。その色彩豊かなお弁当づくりには国内だけではなく、海外からも注目され、日本独自の「Bento」文化を牽引。メディア出演は『NHK Bento Expo』(毎週火曜ON AIR)、著書に『Yum Yum Bento Box 』(アメリカにて出版/英語、フランス語、韓国語)、『かわいキャラクターのお弁当』(ブティック社 刊)、『Yum Yum Bento Box All Year Around』(アメリカにて出版/英語)、『Ultimate Bento』(アメリカにて出版/英語)などがある。