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中古住宅の賢いリフォーム方法(1)

中古住宅をリフォームして理想の住まいをつくる

佐藤ゆみ

2016/01/06

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約4割の人が購入直後にリフォーム

 これまでは予算の関係でしかたなく中古を選択する、といったケースが多かったのは事実です。しかし最近では、むしろ積極的に「中古+リノベーション」を選択していきたいという人が若い世代を中心に増えてきています。リノベーションにより、住みたいエリアに、ライフスタイルに合ったインテリアや間取り、暮らし方をよく吟味し、無駄のない設備や間取りを実現することができるようになったからです。

 不動産の相談でも、築年数云々、間取り云々というよりもエリア重視で探される人が多くなっています。また、国も中古住宅の空き家問題、環境問題を踏まえ積極的に活用、活性化に取り組んでおり、金融機関をはじめ、建材、設備メーカなど多くの起業が中古住宅を買いやすく、使いやすくするための環境整備も整ってきています。

 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が平成23年に行った「住宅リフォーム実例調査」によると、中古住宅の購入に合わせてリフォームを行なう人が多いことがわかります。やはり、30代以下の若い層に顕著で、戸建ては21.4%、マンションは50.0%の人が購入に合わせてリフォームを行なっています。その目的を見てみると、「使い勝手の改善、自分の好みに変更するため」「住宅、設備の老朽化、改修」を挙げる人の比率が高くなっています。

 また、一から、作り上げて、練り上げていくタイプのリノベーションとは違いますが、中古物件のなかには、すでにきれいにリフォームされている物件や、現代人のライフスタイルに合うよう機能面を充実させたリノベーション物件も多く売り出されています。こうした物件は、オーダーメイドではありませんので費用的には割安なものが多く、強いこだわりはないけど、エリアが希望と合っていて、部屋のなかも最新であれば問題はないという人にはおすすめの買い方です。

リフォーム前提なら住宅ローンに含めて申請

 これまでは中古住宅の購入直後にリフォームをする場合、物件の購入費用に住宅ローンを利用し、リフォーム費用は自己資金でまかなうというのが一般的でした。なぜならば、リフォームローンは通常、無担保融資のため金利が4~6%と高く、返済期間も10~15年程度と短く設定されていることが多く、住宅ローンよりも条件が厳しいからです。

 しかし近年は、リフォーム費用を住宅ローンと一本化できる民間ローンが増えてきました。たとえば、みずほ銀行の住宅ローンでは、住宅ローンにリフォーム費用も含めた融資を行なっていて、金利は住宅ローンのものを適用しています。契約や抵当権の設定が一本化されるので、住宅ローンとリフォームローンを分けて組むより手間もかかりません。

 物件購入代金とリフォーム費用の支払い時期が異なる場合は、融資の実行を分割することもできます。この場合、金銭消費賃借契約はそれぞれ結びますが、抵当権設定は一本ですむなど使い勝手のよい金融商品です。

 一本化ローンの金利の扱いなどは各金融機関によって異なります。比較検討し、自分に合ったものを選びましょう。

リフォームは会社選びがポイント

 リフォームの成否は、リフォーム会社選びにかかっています。リフォーム箇所や予算にある程度当たりをつけたら、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼して、比較検討してみましょう。ただし、安易に金額だけで選ぶと悪徳業者に引っかかる可能性もあります。

 まずはインターネットや不動産会社、または知人などの紹介も含めリフォーム会社の実績、評判などを情報収集をしましょう。

 不動産会社、リノベーション、融資までワンストップサービスをな行っている会社も多く、リノベーション専門のデザイナー、コーディネーターがおしゃれなこだわりのあるスタイルをお客様のご要望に合わせて提案をしてくれます。得意とするデザインや施工方法は何か、事例写真などを見せてもらいながら話を聞いてみてください。

 まずは見積書を作成してもらい、わからない専門用語などがあれば、質問してみましょう。答えられなかったり、契約を急がせたりする業者は選ぶべきではありません。業者によって大きく金額が違う場合には、その理由が納得いくものであるか、判断する必要があります。

 なお、トイレやキッチンのみといった小規模なリフォームなら、中古一戸建てを購入し、住みはじめてからじっくりとリフォーム会社を探しても遅くはありません。ある程度大がかりな工事を行ないたい、入居と同時に新しい空間で過ごしたい、住宅ローンからリフォーム費用を捻出したいといった場合には、購入する物件探しと同時進行でリフォーム会社も探しておくのが賢明です。

 購入を決める前に一緒に物件を見てもらえば、希望通りのリフォームができるか判断してもらえますし、購入物件の引渡し直後にリフォームを開始することができるので、効率的でもあります。

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この記事を書いた人

宅地建物取引士、インテリアコーディネーター

空間デザイナー、開業コンサルタント 不動産の力で女性の夢を応援することをミッションに、2015年2月に女性だけの不動産会社としてHouse Brian/ハウスブリアン(所在地:さいたま市)を企画、設立から運営まですべてをこなす。 ハウスブリアンの事業の2大柱として、 ☆シングルマザーこそ、家を買え。守ってくれる家探し ☆借りるだけじゃ意味がない。本当に繁盛する店舗の選び方 を掲げ、シングルマザーや女性起業家(予備軍)に向けての支援活動を行っている。 起業したい女性向けの創業スタートアップ勉強会やワークショップ、セミナー等を開催し、「何かを始めたいのだけど、きっかけがない」「場所がなない」という人には、お店の一部をレンタルスペースとして提供している。

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