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BOOK Review――この1冊 『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』 ちきりん 著(1/2ページ)

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『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』 ちきりん著 ダイヤモンド社刊 1800円(本体価格)+税

中古戸建てやマンションをリノベーション(以下リノベ)で蘇らせるバラエティ番組が最近とみに増えてきた。そんな番組さながらのビフォーアフターの大変身を実現したのが本書の著者・ちきりん氏である。社会派の有名ブロガーであり、ビジネス書等の執筆もこなす著者のセキララ・リノベ体験記。

何より、リノベに踏み切ったきっかけが面白い。海外旅行の前々日に洗濯機が壊れ、生活家電が突然壊れることの不便さを思い知る。そのとき、築20年余り、60平米ほどの自宅マンションに備え付けの給湯器、キッチン設備、トイレ、ユニットバスもまたいつ壊れてもおかしくないことに気づいてしまい、重い腰を上げたのだ。

ところで、いざリノベをしようと思ったら何から手をつければいいか、思いつくだろうか。スケジュールは? 予算の立て方は? そもそも誰に頼めばいい? 等々、知りたいのに見つからない情報を「徹底的に顧客目線で書いた本」だという。
今回、著者が行なったのは、スケルトンリノベ。これは部屋の壁や床を取っ払い、躯体構造だけを残して間取りから見直す大規模な工事のこと。今の自分のライフスタイルや家族構成、将来すらも見据えた上で、間取り変更や水回りの移動もできると言われている。ところが、「スケルトンリノベなら何でもできるというのはウソ!」と一刀両断、容赦ない。
これがリノベ前に理解しておくべき大切なことの一つだ。

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この記事を書いた人

ウチコミ!タイムズ「BOOK Review――この1冊」担当編集

ウチコミ!タイムズ 編集部員が「これは!」という本をピックアップ。住まいや不動産に関する本はもちろんのこと、話題の書籍やマニアックなものまで、あらゆるジャンルの本を紹介していきます。今日も、そして明日も、きっといい本に出合えますように。

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