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もう国に任しておけない 賃貸トラブルのパイオニア的存在が 高齢者の居住問題と誰もが抱える老後問題に一石を投じる(6/6ページ)

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命の尊厳を守るために

これまでの日本では家族が何とかしてくれた。しかし核家族から、さらに少子化未婚化と急激に家族が少なくなり、今後家族に頼れる時代ではない。

自らの尊厳を守る意識が大切であり、それは事前に然るべき方法で法的に整えておかなければ、命の尊厳は守られないということだ。

現在のコロナ禍においても、認知症の人は基本ワクチンを打つことができない。自己決定権が認められないので、打たせてもらえないのだ。

OAGライフサポートでは、「もしも起こり得ること」も細部に至るまで決めてチェックしていくと言う。

特に賃貸見守りに関しては「現場で家主、賃借人、両方の思いを一番見てきたので、どんなトラブルが起こるか分かる」と太田垣氏は自信をのぞかせる。

その根底には、20年近く賃貸業で育ててもらった業界へのお返しがしたいという想いがある。今まで賃貸トラブルを解決するために、理不尽に罵倒されることもあった。人間の恐ろしさ冷たさも汚さもたくさん見て、涙を流してきた。しかし善良な賃借人が困っている姿も、家主が困っている姿もあまたと見てきた太田垣氏の、「なんとか助けたい」想いがカタチとなったのだ。

【プロフィール】

太田垣 章子
OAG司法書士事務所法人代表、司法書士。株式会社OAGライフサポート 代表取締役。 

30歳で、専業主婦から乳飲み子を抱えて離婚。シングルマザーとして6年にわたる極貧生活を経て、働きながら司法書士試験に合格。登記以外に家主側の訴訟代理人として、延べ2600件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きを受託してきた賃貸トラブル解決のパイオニア的存在。トラブル解決の際は、常に現場へ足を運び、訴訟と並行して賃借人に寄り添ってきた。決して力で解決しようとせず滞納者の人生の仕切り直しをサポートするなど、多くの家主の信頼を得るだけでなく滞納者からも慕われる異色の司法書士でもある。

また、12年間「全国賃貸住宅新聞」で連載し、特に「司法書士太田垣章子のチンタイ事件簿」は7年以上にわたって人気のコラムとなった。現在は「健美家」で連載中。2021年よりYahoo!ニュースのオーサーとして寄稿。現代ビジネスにも連載をしている。さらに、年間60回以上、計700回以上にわたって、家主および不動産管理会社向けに「賃貸トラブル対策」に関する講演も行う。貧困に苦しむ人を含め弱者に対して向ける目は、限りなく優しい。著書に『2000人の大家さんを救った司法書士が教える 賃貸トラブルを防ぐ・解決する安心ガイド』(日本実業出版社)、『家賃滞納という貧困』『老後に住める家がない!』『不動産大異変』(いずれもポプラ新書)、共著『家族に頼らないおひとりさまの終活』(ビジネス教育出版社)がある。

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この記事を書いた人

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