妊娠中に引っ越しするならいつにする?気をつけることは?
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/12/10
こんにちは。ながれだあかねです。
妊娠をきっかけに、「家族も増えるし、広いお家に引越ししよう」という人もいると思います。しかし、「妊娠中のママが引越し作業をして大丈夫かな?」と不安なことも多いですよね。
今回は、妊娠中と出産後に引越しをするメリットとデメリットを紹介します。
妊娠中に引越しをするメリットは?
・ベビー用品の購入前であれば、赤ちゃんの荷物を梱包する手間がない
・赤ちゃんのお世話をしなくてすむので、荷造りや片付けに集中できる
・出産後は、新しい環境で落ち着いて育児に専念できる。
・赤ちゃんが生まれるまで、新居の近隣状況(スーパー・薬局)を把握する余裕がある。
妊娠中に引越しする際のデメリットは?
・妊娠初期はつわりがあり、赤ちゃんも繊細な状態。無理はぜったいに禁物!
・妊娠中は重い荷物は運べない
・受診した病院から変更する場合は、転院手続きを行う手間がある
・赤ちゃんが生まれて実際に生活するようになってから「家の中の危険箇所」や「和室があればよかったなあ」と気がつくことも
もし妊娠中に引越しするならどのタイミングがいい?
★体調が安定してくる妊娠中期(妊娠5ヶ月〜6ヶ月)がおすすめ
反対に妊娠後期になると、今度はいつ生まれてくるかわからない。動きすぎるとお腹がはったり早産のリスクも。妊娠中に引越しをするなら、流産のリスクが低くなる安定期(妊娠5ヶ月〜6ヶ月)がおすすめ。(安定期に入ったとしても、つわりが長引くなど個人差もあるため、体調と相談して決めよう。)
妊娠で生じるつわりの症状や長さは人によって異なる。
「今日は元気」と思っていても、突然気分が悪くなったり、お腹がはってしまうことも・・・。妊娠中の引越し準備は、絶対に無理はしないこと。休みをとりながらゆっくり準備しよう。
妊娠中の引越しで気をつけることはなんだろう?
・お腹に負担がかかる動作(高い位置にあるものをとったり、重いものは持つなど)はしない
・長時間作業をせず、休みながら行う
(夫は荷物運び、妻は座りながら物をダンボールに詰めるなど、役割分担しよう)
・床に座ると体が冷える。体を冷やさないよう防寒対策をしっかり行う
・あせりやストレスは禁物。余裕をもった時期から少しずつ引越し準備をすすめよう
・自分ですべてやろうと思わず、引越し業者に梱包を任せるなど、できるだけ手を抜こう
引越し先が決まったら・・・すぐに近くの産婦人科を調べよう!
1.インターネットなどで転院先の産婦人科の情報収集を
2.転院先の分娩予約と診察予約をとる
3.今の病院に紹介状を書いてもらう
出産後に引越しするメリットは?
・妊娠中は出産の準備に専念できたり、ゆっくりできる
・産婦人科や出産場所を変えなくてすむ
・出産前後の時期は住み慣れた家で過ごすことができる
・子育てを前提として部屋を探すことができる 間取りなどを工夫ができる
出産後に引越しするデメリットは?
・物件探しや荷造り、手続きなどが赤ちゃん連れとなるため大変
・育児用品などの荷物が多くなる
・環境の変化で赤ちゃんの夜泣きがひどくなることも
・引越し当日など、引越し業者が出入りして騒がしいと赤ちゃんがグズる可能性や、母乳をあげるタイミングが難しい
出産後に引越しするなら、どのタイミング?
出産直後は、ママの体力が戻っておらず赤ちゃんもデリケート。産後1ヶ月〜2ヶ月の間での引越しは難しいだろう。
出産後、3ヶ月~4ヶ月経つと育児のペースに慣れてくるので母子ともに健康であれば、産後しばらくしてから引越しをするのがよい。知らない土地への引越しはママの精神的負担もかかるため、産後鬱にならないように家族の手伝いやケアが大切だ。
引越しは、出産前・出産後にかかわらずママへの体や精神的な負担は大きくなります。料金は高くなるかもしれませんが、引越し業者のサービスをなるべく使って、赤ちゃんのためにママもパパも楽な引越しをしましょうね!
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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