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離婚してもしなくても夫婦と親子を切り分けることの大切さ(1/3ページ)

しばはし聡子しばはし聡子

2021/03/05

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イメージ/123RF

離婚後も両親で子育てする共同養育を実践しているママのインタビュー。今回は別居後に復縁し、家族の形を築き続けているママにインタビューしました。

■別居そして父子の関わりへの葛藤

3年ほど前に、夫婦間に修復不能な大きなトラブルがありました。当時は、静岡で夫と子どもふたり、加えて義両親が半同居で暮らしていましたが、そのまま住み続けることが困難になり、いずれ家族4人で住むために購入していた埼玉の家に子どもを連れて別居することにしました。

転勤続きで保育園に入れなかったため、退職後ずっと自宅でできる添削アルバイトしかしてこなかった私は、少しでも経済的に自立しなければと思い就職先を探し、保育園や学童の手配などで無我夢中でしたね。埼玉は知り合いがいるわけでもなくゆかりもありませんでしたが、孤独を感じる余裕もありませんでした。

別居後、夫と関わりたくないという思いがありましたし、もともと夫は育児にあまり関わっておらず、子どもも父親がいなくてもケロっとしているように見えたので、会わせなくてもいいのかなと思いがよぎったこともありました。


ただ、子どもは私とは別人格ですし、成長した後に後悔するのではないかとモヤモヤしていたときに、偶然りむすびのブログを見つけたんです。以来、モヤモヤしても交流を続けようと思うようになりました。

■育児を一手に担うことがよい妻よい嫁だと思っていた

別居直後の面会交流は、月1、2回埼玉に夫が来ることから始まりましたね。夫自身も精神的にまいっていて、面会交流も投げやりになっている様子が垣間見れたので、私の方から学校参観など行事を中心に声をかけるようにしました。もし、夫が「会わせろ会わせろ」と言ってきたら、嫌になっていたかもしれませんが、何も言ってこなかったのが逆によかったかもしれません。

義両親も孫に会いたい思いから夫婦間に介入してくる場面もあったのですが、別居後の育児のことは、子どもの親である夫と私で1対1で話したかったので、外野を入れずに直接夫とやりとりを続けました。離婚公正証書を作っていただいた弁護士さんにも、今後の子育てに関することだけは、間に入っていただくことはしませんでした。孫に会いたい義両親の気持ちは尊重したいので、夫が面会交流時に自由に会わせに連れて行けるようにしました。

同居生活中、私はよい妻よい嫁でいようと、育児家事すべてを担い、夫が仕事をしやすい環境をつくることに徹していたので、子どもの様子を十分に話したりしていなかったんですよね。


別居することで、夫はさらに子どもの情報量が圧倒的に足りなくなるので、ますます父子の関係が希薄になってしまうと思いました。そこで、日々の様子や成長を都度夫へ伝えるようにし始めたんです。

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この記事を書いた人

一般社団法人りむすび 共同養育コンサルタント

1974年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。自身の子連れ離婚経験を生かし当事者支援として「一般社団法人りむすび」を設立。「離婚しても親はふたり」共同養育普及に向けて離婚相談・面会交流支援やコミュニティ運営および講演・執筆活動中。 *りむすび公式サイト:http://www.rimusubi.com/ *別居パパママ相互理解のオンラインサロン「りむすびコミュニティ」 http://www.rimusubi.com/community *著書「離婚の新常識! 別れてもふたりで子育て 知っておきたい共同養育のコツ」️

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