NYにオープンした「バカラ・ホテル」のラグジュアリーな空間とインテリア
パップ英子
2016/06/26
出所:Baccarat Hotel( https://www.baccarathotels.com/press/images )
ラグジュアリー・ブランドの真骨頂、NYにある最高級“バカラ・ホテル”
2回にわたりバカラの歴史とその名作シリーズをお届けしました。今回はバカラの真骨頂ともいえる場所、アメリカNYでオープンした最高級のホテル&レジデンス、その贅を極めた空間とインテリアについてご紹介します。
世界最高峰の優美なクリスタル・ガラス製品で、世界中のインテリア・ファンを魅了してやまない「バカラ」の世界。そんなラグジュアリー・ブランドの真骨頂ともいえる最高級ホテルが、2015年、ニューヨーク・ミッドタウンにオープンしたのをご存知でしょうか。
ホテルの名前は『Baccarat Hotel & Residences New York(バカラ・ホテル&レジデンス・ニューヨーク)』。この最高級ホテルのインテリアをご紹介したいと思います。
近所にはニューヨーク近代美術館や、ショッピング街で有名な5番街もあり、人通りの多い賑やかな立地に面するホテル&レジデンス。建物の上階にはコンド(マンション)と賃貸用のアパート、下の層にはホテルとレストラン&バーが入っています。
その最上の“バカラ・インテリア”とホスピタリティを求めて、世界中から多くのセレブリティが日々、訪れているそうです。
冒頭の写真はグランド・サロン(The Grand Salon)という、大きなバカラ・シャンデリアが目を引くホテルの豪華なサロン・スペースです。
客室114室をも有するホテルの内装を主に手がけたのは、独特の世界観で特にフランスとアメリカに熱狂的なファンが多い注目のデザイナーカップル、“ Gilles & Boissier” (ジル&ボワシエ)。さらに、61邸を有するレジデンス部分、その世界最高峰のコンド(マンション)と讃えられる内装を主に手がけたのは「トニー・イングラオ」氏です。
世界的に活躍する著名インテリア・デザイナーたちの競演により、バカラの世界観が随所に散りばめられたラグジュアリーな空間は、思わずため息が出るほどの美しさ…。シンプルながらも洗練された品格の高い居住空間、コンドのお値段はあえて書きませんが、やはり最高級であることに変わりがないようですね。
ミシュランシェフが料理長を務めるフレンチレストラン“シュバリエ”
出所:Baccarat Hotel( https://www.baccarathotels.com/press/images )
こちらはホテル内にある“Chevalier(シュバリエ)”という名のフレンチレストラン。ラグジュアリー・ブランドらしく、ミシュランで星を獲得したシェフ、シア・ガランテさんが料理長を務めていて、その美味しさもまた、格別のようです。
出所:Baccarat Hotel( https://www.baccarathotels.com/press/images )
こちらはLES BOISSONSという、しっとりとした大人のためのバー空間。前述したバカラのタンブラーやカクテルグラスなど、最高級のテーブルウェアもじっくり堪能できるのがいいですね。
バカラのこだわりが満載のモダンクラシックなインテリア空間
出所:Baccarat Hotel( https://www.baccarathotels.com/press/images )
こちらは、同ホテルのゲストルームのなかでも、最上級のスイートルーム“The Baccarat Suite”。シャンデリアはもちろん、すべての調度品が繊細かつ豪華で、なおかつオリエンタルな家具も配置されていることで、絶妙なヒーリング(癒しの)空間となっていますね。
洗練された壁やラグ使いを見ると、部屋に配された“バカラ”ライトたちの光が最も美しく輝くよう、緻密に計算されているのがわかります。一見、モダンクラシックなインテリア空間には、細部にまでバカラのこだわりが満載だったのです。
また、ホテルには、どのゲストルームにも異なるクリスタルのアート・オブジェが飾られているそうで、バカラ・ファンにはたまらない粋な演出も見逃せませんね。
米国初となる高級化粧品ブランド「ドゥ・ラ・メール」のスパも
出所:Baccarat Hotel( https://www.baccarathotels.com/press/images )
バカラのホテル&レジデンスには地下に美しいプールが、さらには専属トレーナーつきのジムや高級化粧品ブランド「de La Mer(ドゥ・ラ・メール)」の米国初となるスパなどが設備されているそうですよ。
ニューヨークに旅する機会があれば、ぜひ、一度は訪れてみたいものですね!
ため息が出るほど、豪華で美しい“バカラ”ブランドの世界、いかがでしたか? 次回は、バカラ・ホテルのインテリアを手がけた話題のデザイナーカップル、“ジル&ボワシエ”のインテリアの世界、その魅力に迫ります。どうぞお楽しみに!
この記事を書いた人
“FinoMagazin”(フィノマガジン)主宰(編集長)
ハンガリー在住コラムニスト。 食品会社でワインインポーター業務に従事した後、都内の広告代理店に転職。コピーライター、ディレクターとして勤務。百貨店やデパート、航空会社、ベビー・ブランド等のクリエイティブ広告で、インテリア製品のコピーライティング、ディレクション等を数多く手がける。 2013年、夫の国ハンガリーに移住後も育児に奮闘しながら執筆業に邁進。日本の雑誌(出版社)でハンガリー紹介記事(取材・撮影・文)を担当。また、自身とハンガリー人クリエイターとで運営するブダペスト発ウェブメディア“FinoMagazin”でもインテリアを含めたライフスタイル全般コラムを連載。美容メディアにてビューティ・コラム連載、その他、企業のWEBサイトや企画書制作、日本のTV局、広告代理店、メーカーからの依頼でハンガリー現地ロケ・コーディネート等、多岐に渡る業務をこなしている。 自身主宰のハンガリー情報WEBメディア “フィノマガジン” http://www.finomagazin.com/