子ども部屋はいつから必要? 子どもが孤立しない部屋の配置
ながれだ あかね
2022/06/15
絵・文/ながれだあかね
子育てをしていると、子ども部屋はいつから必要なのか、どれくらいのスペースを用意すべきかとても悩みますよね。ちなみに我が家は部屋数が少なく狭いので、「本当に必要になるまで子ども部屋はなーし!」と割り切っています(笑)。
<目次>
❶子ども部屋はなぜ必要? 子ども部屋を作るメリット・デメリット
❷子ども部屋っていつから必要?
❸子どもが孤立しない部屋の配置と注意点
❶子ども部屋はなぜ必要? 子ども部屋を作るメリット・デメリット
思春期に突入する小学校高学年〜中学生くらいになると、精神的な自立<プライベート>が必要になってきます。
<子ども部屋の3つの役割>
1.おもちゃ、ランドセル、服、勉強道具などの置く場所として
2.遊ぶ場所、勉強する場所として
3.寝る場所として
<子ども部屋を与えるメリット>
・管理能力を育む(物を親が管理しなくなる)
・一人でじっくり問題に向き合う時間・空間を作る
・プライバシーが守られる
・自立心を育てることができる
・共有部分のおもちゃなど物が減ってすっきりする
<子ども部屋を与えるデメリット>
・子どもが自室で何をしているか分からなくなる
・勉強しているのか遊んでいるか分からない
・部屋が散らかる(親が介入できないため)
・壁に画鋲で物を貼られる…etc
❷子ども部屋っていつから必要?
国の文化によっても子ども部屋を持つタイミングは異なります。
例えばアメリカでは、赤ちゃんの頃から自立に向けて子ども部屋を用意し、寝るときは一人で寝る習慣をつけているとか(日本の家よりも家が広いので、子ども部屋を与える余裕もある)。それに比べ日本は、川の字で寝る文化。子どもが小さい頃は一緒に寝るのが当たり前の家も多いようです。
<子ども部屋を与える目安・きっかけ>
・テストや宿題が増える小学校高学年〜中学生くらいから
・「自室がほしい」と本人が言い出したら
・引っ越しをしたら
・小学校に上がったら
思春期が始まると、とくに一人になれる空間が大切です。家族から着替えなどを見られる心配がないように、安心できる自室を用意してあげたいですね。ただ間取りによっては、兄弟の数だけ部屋を用意できないこともあります。部屋が足りないときは仕切りや衝立などを使ってプライベート空間を作りましょう。
❸子どもが孤立しない部屋の配置と注意点
子どもが孤立しやすい部屋は、「機能が充実し過ぎている部屋」。テレビやゲームがあったり、友達をたくさん呼べる広いスペースがあると、家族で一緒にリビングで過ごす時間が減ってしまいます。子どものためと思って、あまりに快適な部屋を用意してしまうと、引きこもりやすい空間になってしまうので気を付けましょう。
<子どもが孤立しない部屋の配置>
・リビングを通らないと外やトイレに行けない位置
玄関からすぐの場所を子ども部屋にしてしまうと、無断で外出しても気が付かない。毎日、家族と顔を合わせられる環境がオススメです。
・部屋の扉に鍵を付けないようにする
親子間のコミュニケーションが取りづらくなってしまう。
<子ども部屋を作るときの注意点>
・衛生面、精神面から採光・換気が十分に確保できる部屋にする
・テレビを置かない
・視界にベッドが入らない位置に机を置く(勉強に集中できる配置)
<あとがき>
リビングの近くに子どもの勉強机を置いてしまうのもオススメ。カフェでの仕事がはかどるのと一緒で、ある程度、音や人の視線があった方が集中できるんですよね。子どもが勉強を頑張っている姿を見るのも微笑ましいなぁ!
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/