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巣ごもり需要で人気が高まる観葉植物――ハイドロカルチャー・テラリウム…インテリアとしての取り入れ方(2/2ページ)

MieMie

2021/08/03

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オリジナルな鉢植えと枯らさないための工夫

一方、鉢植えを必要とする植物では、鉢の選び方で愉しむことができます。

鉢の種類には、素焼き、塗り鉢、テラコッタ、陶器、樹脂、ガラスなどさまざまな種類と、デザインがあります。しかし、植物に適した水はけ、通気素性、光の入り方を考えて選ぶことがポイントになります。

こうした鉢は機能性のほかにインテリアとしての造形や装飾の機能もあり、お部屋のイメージやテーマに沿って鉢全体を覆う鉢カバーを使用する方法もあります。

鉢カバーには陶器、木製以外にも竹、蔓、コルク、金属など、さまざまな種類が製品化されたものがあります。また、防水紙を使ったラッピングシートを活用することでオリジナルの鉢カバーを手作りするのも楽しいでしょう。

インテリア・グリーンのお手入れは植物の種類によって異なりますが、室内のみで育成する種類であれば可能な限り植物の周辺をなるべく「白生地」に近い環境に心がけることが大切です。

というのも室内は屋外に比べ、日光が届きにくい環境にあるため、僅かな光であっても貴重な育成源になります。「白」は色彩のなかで最も明度が高い色なので、植物の周辺をできるだけ白く揃えておくことで光を反射させ、植物が室内光をより多く取り込めるようになります。

そして、水の量、温度、湿度にも注意を払います。インテリア・グリーンの多くは熱帯~亜熱帯地方の原産の植物ですから、本来、雨林や、森の下草として自生しています。

そのため耐陰性(日光不足でも耐えられる)です。しかし、なかには明るい場所(採光が取れるリビングなど)を好む植物、耐寒性の有無もあるので、購入時には配置する場所を考え、その植物の環境にあったものを選ぶようにしてください。

次回は「インテリア雑貨・小物」についてのお話をします。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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