ウチコミ!タイムズ

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン

【京都で愉しむセカンドライフ】会席料理、懐石料理、精進料理、おばんざい……四季折々の京料理を味わう(1/2ページ)

奥村 彰太郎奥村 彰太郎

2020/09/02

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

イメージ/京料理展示大会より

東京にはない新鮮な生活感覚

東京と京都のデュアルライフを始めたきっかけは、京都の伝統行事の見物や寺社巡りの楽しさもあるが、京料理の魅力に惹かれたことも大きい。東京にはない季節の移り変わりを感じる生活に憧れた。

数年前に知人の紹介で東山にある京町家を2週間ほど借り、京都生活を試みた。清水寺や八坂神社に近く、徒歩で名所を散策するのに好立地な場所だった。

徒歩圏内に美味しい店も多く、京料理の老舗、フレンチやイタリアンの名店、おばんざい屋、居酒屋、立ち飲みなどがあり、店構えや室礼に風情が感じられ、食文化の豊かさを実感した。もちろん東京にも美味い店は多いのだが、街の規模感が違う。飲んだ後に電車に乗って帰宅するのが当たり前の生活を送っていただけに、新鮮な感覚を味わった。それ以来、京都で暮らしてみたいと考えるようになった。

【仲介手数料無料】歴史と文化が交差する街・京都でのお部屋探しなら【ウチコミ!】


季節を彩る京料理 ※本文中に出てくるお店の料理ではありません

京料理とは

京料理は会席料理、懐石料理、精進料理、おばんざいなど、「だし」を基本とする調理法で作られ、長い伝統を受け継ぎながら発展してきた料理の総称のようだ。

会席料理は酒宴を楽しむための宴会料理。懐石料理は茶事で出される一汁三菜が基本の料理。禅宗の僧侶が空腹をおさえるために懐に温石を入れたことに由来しているという。おばんざいは家庭料理。

「だし」は和食の基本となるが、京都の地下水は軟水で、だしをとるには最適の水と言われている。この恵まれた環境で作られる料理は、とにかく美味い。食材の肉や魚介はもちろんだが、とくに京野菜と呼ばれる、九条ねぎ、賀茂なす、京みず菜、京にんじん、万願寺、聖護院かぶ、聖護院大根など種類が豊富だ。

次ページ ▶︎ | 人気の「おばんざい」

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

この記事を書いた人

ファイナンシャル・プランナー&キャリア・カウンセラー

1953年東京生まれ、東京都立大学卒業、株式会社リクルートに入社。進学や住宅の情報誌の営業や企画・人事・総務などの管理職を務め、1995年マネー情報誌『あるじゃん』を創刊。発行人を務めた後、2004 年 ファイナンシャル・プランナー&キャリア・カウンセラーの資格を活かし、“キャリアとお金”のアドバイザーとして独立。企業研修の講師や個別相談を中心に活動中。大学の非常勤講師も務める。東京と京都のデュアルライフを実践中。

ページのトップへ

ウチコミ!