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環境アレルギー対策で、さらに健康増進!  第7回「ウィズコロナ期における『レンタル施設』を再生させる方法」(1/2ページ)

加藤 美奈子加藤 美奈子

2020/08/20

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©︎stocktributor・123RF

レンタル施設運営者にとって、ウィズコロナの時期はとても大変な状況と思われます。

その理由は、新型コロナウイルス感染症の流行の前は、レンタル施設を借りて講習や会議などを行っていた利用者が、今現在は(2020年8月)自宅でオンライン会議に移行する慣習が世界中で起こり始めているからです。そうすると、リアルで人々は会うことが減るためレンタル施設運営会社の経営が困難な状況になります。実際、私の周辺でもよく耳にします。

そこで、私はご提案します。「空気」の測定を行い、空気指数を見える化することはいかがでしょうか? きっと利用者は、空気のクリーン指数によって安心を感じていくことしょう。この提案は新型コロナウイルス感染症対策として明言はできませんが、空気の滞留がないことで、さまざまな感染症予防になります。さらに二酸化炭素が少ないことは、脳の疲労が減りにくいため生産性も上がり会議の内容が上がると予想されます。

面談相手のお客様が、香水をよく使う人であったり、喫煙習慣のある人の服にたばこの臭いがついている場合は、室内に入ると、空気汚染物質量が上がります。そして、建築物衛生法で定める室内環境基準を守ることCO2を1000ppm以下、浮遊粉塵0.15㎎/m³以下、ホルムアルデヒド0.08ppm以下)は、衛生的に室内環境の確保ができていると言えるのです。

次は、具体的な対策案です。大事なお客様と商談する場合は、オンライン会議では限界があるため、リアルに会うことも今後あると思います。そのとき、いかに安心できる室内環境をつくるかを今のうちから準備していくことが大切です。窓が無い施設の場合の対策は、高性能の換気システムを導入する、空気清浄機や扇風機を使用するなどいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

春日井環境アレルギー対策センター 代表

子どもがアレルギー起因の喘息で入退院を繰り返した経験から、2011年にアレルギーをもつ子どもの育児をサポートする任意団体を設立。2018年、春日井環境アレルギー対策センターを設立し、健康住宅建築や既存建築物の空気質測定、室内空気環境品質検査認証などを中心に事業展開。アレルギー患者を一人でも減らすべく日々活動している。資格:看護師、環境アレルギーアドバイザー、シックハウス診断士

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