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「事務所兼レンタルスペース」で挑戦中!

1時間3000円! 空き部屋の「時間貸し」で副収入を得る方法(1/2ページ)

高橋 洋子高橋 洋子

2016/10/19

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空き部屋をオシャレにリノベーション!


メゾネット賃貸の2階部分。魅力的なインテリアデザインでアーティストの撮影にも使われている

空いている家や部屋を外国人旅行者に貸し出す民泊が広がっているものの、すでに過当競争が始まり、高い宿泊費が見込めなくなっています。そんななか、エリアによっては「時間貸し」の需要が高い場所があり、スペースマーケット( https://spacemarket.com/ )などの時間貸しの仲介サイトが登場し、利用者を伸ばしています。

そこで今回は、新たに中古マンションを借りて、リノベーションした部屋を、事務所兼レンタルスペースとして時間貸しに挑戦している現場にお邪魔しました。

訪ねたのは、神宮前にこのたびオープンした「神宮前プレイス」。手掛けているのはリノベーションデザイナーのみなやまくみこさん。

みなやまさんは、デザインリノベーション専門のデザイナーで兼業大家。内装はもちろんのこと、家具もセレクトし、トータルコーディネートを行っています。お部屋のデザインはもちろん、家具のセンスも素敵ですし、驚いたのはお部屋の雰囲気に合わせて、アーティステックな絵画まで、ご自分で描かれていること。

セミナーやアパレルの展示会、パーティなど多様な使い道


セミナーなどで便利なプロジェクター(有料)を完備

スペースマーケットに登録して1カ月、十数件の予約問い合わせがきたそうです。利用希望者のニーズはさまざま。たとえば、小さなお子さんがいらっしゃるママさんたちのランチパーティーの会場、広告やアーティストなどの撮影、アパレルの展示会、セミナーの場所に使いたいなどのニーズがあるそうです。

ちなみにこちらのレンタル費用は、

【1時間】 3000~3500円
【1 日】 2万~4万円

月の3分の1の稼働で、2万円×10日=20万円になります。

普段は、みなやまさんの事務所として使われているため、利用者を案内したり、質問があった時の対応もすぐに答えることができます。

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この記事を書いた人

暮らし研究所エメラルド・ホーム代表

暮らしのジャーナリスト・ファイナンシャルプランナー 1979年岐阜県生まれ。 情報誌の編集、フリーライターを経て現職。空き家をリノベーションし、安くマイホームを購入した経験から、お得なマネー情報の研究に目覚め、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。講演・執筆・FP相談を通じて、家探しの基本から中古住宅の価値向上とリノベーションの魅力を伝えている。空き家活用に関するセミナーは3年でのべ2000名が参加し、「わかりやすくて、おもしろい。勇気がもらえる」と幅広い世代から好評を得ている。著書に『家を買う前に考えたい! リノベーション』(すばる舎)、『100万円からの空き家投資術』(WAVE出版)など。

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