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同じ品質の家を建てるなら工務店のほうが安上がり!?

大手ハウスメーカーのわかりやすいけど融通がきかない家づくり

岩崎未来

2016/01/28

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プラン設定がきっちりしすぎて融通がきかない

 大手のハウスメーカーのカタログを見ると、「◯◯プラン」や「△△シリーズ」など、一見多彩な選択肢があって、わかりやすく選びやすい印象を受けます。

 でも、その設定は事細かに決まっていて、「このタイプの素材は選べない」「これを選ぶとオプション料金が発生」など、なかなか融通がきかない面も。オプション料金がかかりすぎて予算オーバーしてしまったり、決まった間取りやプランで妥協せざるを得ない場面が出てきたりするかもしれません。

たくさんの宣伝広告費が含まれている

 大手ハウスメーカーに支払う金額は、決して安いものではありません。それはやっぱり、モノがよいから?信頼できるから当たり前?

 ……と思いきや、そればかりでもなさそうです。その安心感と信頼感につながっているテレビCMや広告、そこに使う有名タレントを起用する費用には、膨大なお金がかかっています。その費用も、もちろん住宅購入費に上乗せされているわけです。同じ品質でも、大手ハウスメーカーじゃなかったら、もっと安く購入できるものかもしれない……、ということは覚えておいて損はありません。

施工期間が短いということは!?

 大手ハウスメーカーで家を建てると、施工期間は非常に短く、買い手としてはありがたいところ。でも、施工期間が短く、1年の間にたくさんの家を建てているということは、それだけたくさんの材木を使っているということになります。

 木はしっかり育ったものを、しっかり乾燥させてから使わないと、強度が落ちてしまいます。どこの、どんな材木を使っているのか……素人ではなかなか気が回らない、見落としがちなところです。事前によく調べ、メーカーにも直接聞いてみたほうが安心です。

職人を交えた打合せがしにくい

 大手ハウスメーカーに依頼すると、担当者の方が一通り相談に乗ってくれて、とても心強く感じることでしょう。でも、実際に家を建てるのは、そこにはいない職人さん。しかも、たくさんの家を短い期間で建てているため、職人さんの数も膨大です。

 どこの誰が建てるのかわからない。自分の家を建てる職人さんがどんな人なのか、どのくらいの腕を持っているのかなど、わからないまま依頼することに不安は感じませんか? 施工スタート前に顔合わせができるか、途中の打ち合わせ時に職人さんも交えられるかなど、確認してみたほうがよいでしょう。普段はそのようなことはしないメーカーでも、要望を伝えれば対応してくれることもあります。

 大手ハウスメーカーであれば、安心感や信頼感が高いのはもちろん、アフターケアが充実していたりと、メリットももちろんたくさんあります。でも、デメリットもあるということをしっかり頭に入れてから、選択肢のひとつに考えたいですね!

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この記事を書いた人

住宅ライター

「1級建築技能士」という国家資格を保有する昔気質の職人を夫に持つ「大工の嫁」。群馬県在住で鹿児島県出身。 都内の大学卒業後、出版社や編集プロダクションに勤務し、さまざまな実用書・書籍を手がけた後に独立。間取り図や住宅情報誌などを見るのは趣味のひとつで。都内在住中、10年で6回の引越しを経験。その後、結婚し、第一子出産後、夫の故郷である群馬県に移住。 第二子妊娠中の今、毎夜夫の仕事話を聞きながら、マイホームへの夢を募らせている。

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