「人と空間のエターナルモーメント」#3 10ミニッツ スナップ――梅田スカイビル「空中庭園」
吉田 達史(Tatsushi Yoshida)
2021/02/09
写真/吉田 達史 メインフォト/カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/640 F2.8 ISO 100
1週間ほど大阪に。
東京と同様、大阪の街もコロナ禍で本来の活気を味わうことができず、少し寂しい気持ちになった。しかしこの梅田スカイビルを見た瞬間、何故か大阪の底力を感じ心が震えた。衝動冷めやらないうちに梅田スカイビルをスナップ撮影する。
梅田スカイビルの建築設計は、1988年に建築家・原広司氏が描いた「ファースト・スケッチ」が始まりだという。 梅田スカイビル内には、その詳細が様々な形で分かりやすく展示されている。
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/100 F2.8 ISO 250
このスカイビル、1993年の竣工から30年弱の時を経ているが未だ美しい内観を保つ。近未来を感じさせるエスカレーターを進み、いざ「空中庭園」へ。
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/640 F2.8 ISO 100
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/200 F2.8 ISO 100
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/200 F2.8 ISO 100
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/100 F8 ISO 100
圧巻のすり鉢状のガラス面。
「ガラス面をすり鉢状にした理由は屋上から見たとき空に囲まれた自分自身が、ガラス面に映り込むからであり、その風景が現代の『空中庭園』 としてふさわしいと考えたからです」と、スカイビルの説明。確かに対角線側にスナップ撮影している自分自身が映り込む。何故か得もいえぬ喜びが込み上げてくる。
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/2500 F2.8 ISO 100
空中庭園からの眺め。少しガスがかかっているのは残念だが、淀川の先には伊丹空港、神戸の六甲山まで見渡せる。
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/800 F2.8 ISO 100
高さ173mにあるルミ・デッキ。これは、「2人の愛を誓うハートロックは、ルミ・ デッキ周辺に設置された誓いのフェンスでロックすることができます」ということらしい。
カメラSONY α7 III レンズ ZEISS Batis 2.8/ 18 シャッタースピード 1/2500 F4.5 ISO 100
営業時間が9:30〜20:00ということで朝日を楽しむことはできないが、夕日を楽しむことはできる(初日の出のときは営業しているとのこと。詳細は梅田スカイビルホームページを確認してほしい)。次回訪れた際は、夕日の沈む時間帯を狙いたい。
吉田 達史「人と空間のエターナルモーメント」
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この記事を書いた人
Photographer
愛知県岡崎市生まれ。東京都内の写真スタジオ勤務を経て2014年に独立、2016年9月に「合同会社PhotoCurrent66 」を設立。企業パンフレット、WEB用などのポートレート撮影を中心に活動中。近年は、VOGUE FASHION'S NIGHT や東京ガールズコレクションの撮影の他、「『おぎやはぎのハピキャン』キャンプはじめてみました」にてメインスチールカメラマンとして活躍。店舗撮影や商品撮影にも取り組む。