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「人と空間のエターナルモーメント」 #2 10ミニッツ スナップ――コロナ禍の上野恩賜公園 真冬の並木に満開の桜を想像する

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文・写真/吉田 達史 国立西洋美術館(ソニー α7 Ⅲ/FE2.8 24mm〜70mm GM/シャッタースピード 1/100秒/絞り F2.8/ISO 200)

上野駅に待ち合わせ時間の30分前に到着。

仕事の打ち合わせのためカメラを持参していたので、少しの時間、スナップ撮影を楽しみたいと思い、上野恩賜公園を散策。

幸い天気もよく、夕暮れどきということもあってか、西日が公園全体に差し込み、幻想的な雰囲気を漂わせている。 公園に一歩足を踏み入れれば早速、趣のある国立西洋美術館に出合える。


国立西洋美術館 正面(ソニー α7 Ⅲ/FE2.8 24mm〜70mm GM/シャッタースピード 1/5秒/絞り F11/ISO 200)


国立西洋美術館 左側から撮影(ソニー α7 Ⅲ/ZEISS 2.8 18mm/シャッタースピード 1/80秒/絞り F2.8/ISO 200)

国立西洋美術館といえば世界的に著名なフランスの建築家、ル・コルビュジエによって設計された美術館だ。

意外にもル・コルビュジエが日本で設計した建物は、この国立西洋美術館のみ。直線を基調としたそのデザインは2020年の現在でもまったくもって色褪せていない。建築に疎い私でも、その建築物から発散されるオーラに圧倒される。残念ながら、館内施設整備のため前庭に入ることはでなきなかった。美術館では、ボランティアスタッフによる建築ツアーがあるそうだ。次に訪れる際はぜひ参加したいと思う。

時計を気にしながら進んでいくと、JR上野駅を背に右手には東京国立博物館、左手には桜並木がある。


東京国立博物館(ソニー α7 Ⅲ/ZEISS 2.8 18mm/シャッタースピード 1/60秒/絞り F6.3/ ISO 200)


桜並木(ソニー α7 Ⅲ/ZEISS 2.8 18mm/シャッタースピード 1/25秒/絞り F9/ISO 200)

冬の只中ではあるが、思わず、この並木に咲き誇る満開の桜を想像した。コロナ禍で言いようのない淋しさを感じたからこそ、この時期にあるはずもない満開の桜を脳内でレタッチしてしまったのかもしれない。少しでも新型コロナが収束し、花見を楽しめるような春が来ることを心から願う。  

10分という短い時間の散策ではあったが、有意義なときを過ごすことができた。 この「10ミニッツ スナップ」では、土地や空間が醸し出す「時」の変遷や歴史、そして人々の機微をスナップ写真を通じて感じていきたい。

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この記事を書いた人

Photographer

愛知県岡崎市生まれ。東京都内の写真スタジオ勤務を経て2014年に独立、2016年9月に「合同会社PhotoCurrent66 」を設立。企業パンフレット、WED用などのポートレート撮影を中心に活動中。近年は、VOGUE FASHION'S NIGHT や東京ガールズコレクションの撮影の他、 「『おぎやはぎのハピキャン』キャンプはじめてみました」にてメインスチールカメラマンとして活躍。店舗撮影や商品撮影にも取り組む。

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