おとり物件ってなに？ おとり物件の見分け方と対策

一人暮らしの家を探していたときのこと。「おとり物件」に釣られて不動産会社へ行ったことがあります！ 築年数も浅く、安い家賃で駅チカ物件だったので、嬉々として内見を希望したのですが……。いざ不動産会社へ行ってみると「この物件は治安が悪い」「お部屋に他の入居者が出入りしている」「女性が暮らすには危険」などの理由をつけて内見させてもらえません。案の定、他の物件をオススメされました。真実は闇のなかですが、あれも一種の「おとり物件」だったのでしょう。

目次▼

❶おとり物件ってなに？
❷不動産会社に行く前に……おとり物件の見分け方と対策/a>
❸おとり物件がないサイト

❶おとり物件ってなに？

＜おとり物件とは？＞
Web上には掲載があるのに、実際には契約（取引）できない物件のことです。
すでに成約済みのものを掲載していたり、物件情報が全然違っていたりすることも。そもそも存在しない架空の物件である場合もあります。契約できない魅力的な物件をWebに載せることで、集客を狙っています。

＜なぜ、おとり物件が生まれるのか？＞

• 大手の不動産ポータルサイトに物件情報を掲載するには費用がかかります。それは不動産会社の負担です。なるべく低いコストで高い集客力を得るためには、魅力的な物件を宣伝塔にしたいという狙いがあります。
• 不注意やサイト更新のタイムラグから生まれることもあります。たとえば、成約済になった物件を削除・情報更新していなかったために、おとり物件になってしまったケースもあります。また大手の不動産ポータルサイトでは、情報の更新（反映）が1日何回と決まっています。不動産会社側では情報を更新していても、サイトが反映するまでの間に問い合わせをした人にとっては、「おとり物件」と受け取られてしまうのです。

❷不動産会社に行く前に……おとり物件の見分け方と対策

＜おとり物件の可能性あり！＞

• 相場に見合っているか？／相場より安い物件は注意
• 住所の番地や建物名が書いていない／架空物件、物件情報が異なる場合も
• 現地案内ができない／おとり物件のため連れていけない

＜おとり物件への対策＞

• 複数の不動産会社に問い合わせる
• 当日店舗に行くのではなく、現地で待ち合わせ・内見でも大丈夫か尋ねる
  （おとり物件の場合は、現地待ち合わせができないため適当な理由をつけて来店させようとする）
• 内見したい物件候補を複数チェックしておく

❸おとり物件がないサイト

大家さんと直接やりとりできる「ウチコミ！」なら……

• 物件所有者である大家さんが情報を更新しているから安心！
• 最初にチャットでやりとりできるので、内見前に物件の最新状況・詳しい内容が分かる！
• 内見は現地案内でも対応可能！

＜あとがき＞
お客さんに「おとり物件なの？」と思わせてしまうと不動産会社自体のイメージも悪くなってしまいますよね。（私も冒頭で話した不動産会社では、内見を頼まずに帰ってしまいました。）気になる物件は、事前に複数の不動産会社に状況を確認しておくと安心です。

（絵・文／ながれだあかね）

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