引っ越し業者さんへの心付け用意する? スマートな渡し方は?
ウチコミ!タイムズ編集部
2020/09/14
こんにちは、ながれだあかねです。引っ越しをするとき、作業員の方に「心付け」を渡しますか? そもそも「心付け」ってなんなのよ・・・ということで、今回は引っ越しの風習である「心付け」とはなにか? スマートな「心付け」の渡し方についてご紹介します!
「心付け」とは?
特別な配慮に対する感謝のしるしや祝儀として与える、少額のお金や物のこと。引っ越しにおける「心付け」は、引っ越し当日に来てくれた作業員の方に支払う少額のお金で、引っ越し費用とは別のものになる。「今日はよろしく」「作業をしてくれてありがとう」というような意味で渡す。
「心付け」は必ず渡さなくてはいけないの?
「心付け」を渡すかどうかは、当人の気持ち次第。引っ越し費用は支払っているので、必ず渡さないといけないというものではない。中には「心付け」の受け取りをお断りしている業者もいるので注意しよう。
引っ越し会社でアルバイトをしていたSさんによると・・・
大学生などの単身世帯の引っ越しだと「心付け」はほとんどなかったな。「心付け」をいただくことが多かったのは、新築の戸建てに引っ越すファミリーとか。中高年の方や新築の引っ越しをする人は、「縁起担ぎ」や「作業員のモチベーションアップ」にもつながるので渡す人が多いのかもしれないね。
「心付け」を渡したら、こんな効果が期待できる!?
作業員のモチベーションアップ
自分自身も気持ち良く引っ越しできる
作業員の人とコミュニケーションをとるきっかけになる
重たい荷物が多かったり、貴重な荷物があったりして、より丁寧な作業をしてもらいたいときは、「心付け」を渡すといいかもしれない。ただ、心付けがなくても作業が雑になったり手抜きになるということはないので安心しよう!
心付けの相場は?
一人あたり500円〜1000円程度が相場
作業員の人数が多ければ、一人あたり500円を目安にしよう
実際のところ、渡した心付けはどうなるの?
引っ越し会社でアルバイトをしていたSさんによると・・・
→作業員チームのリーダーによりけりだな。心付けをリーダーが全部もらっちゃうタイプの人もいたし、きっちり分けてくれる人もいた。1,000円〜2,000円で均等に分けられない場合は、じゃんけんをして勝った人が全額もらうということもあったよ。
一人が全部もらっちゃうということもあるの!?
「均等に心付けが渡らないのなら、お金を渡すのはちょっとな〜。」という方は、飲み物などを差し入れした方が良いかもしれませんね
「心付け」はどうやって渡せばいいの?
<金額が見えないように渡すのがマナー>
・お金はポチ袋に入れて、中身が見えないように渡そう!
・作業員一人ずつに行き渡るよう、人数分別々に袋を用意しておくとよい!
・作業員が予想より多くて、心付けが足りないことがないように、多めに用意しておこう!
<心付けを渡すタイミングは?>
・作業員のモチベーションが高まる可能性があるので、作業前に渡そう!
・一番最初に渡すのはリーダー、そのあとは作業員に個別に渡していく(※全員に渡すのが大変な場合は、他の人のポチ袋もリーダーに渡しておくのもよい)「本日はよろしくお願いします」「お昼の代わりに使ってください」などと言って渡すとスマート。
・もし会社の方針で断られてしまったら、無理に渡さないこと。その代わりに、飲み物などを差し入れしてあげると受け取ってもらえる。冷たい水やお茶、栄養ドリンクなどの差し入れがおすすめ!
引っ越しの「心付け」。日本人の労いの心を感じますね。コロナウイルスというかつてない試練と戦っている今、心に余裕がないときもありますが・・・こういう「ほんのキモチ」という文化は、相手の心はもちろん自分の心までも優しくしてくれます。
「キモチ」といえば・・・
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(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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