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空間のイメージと使い勝手に合わせた照明器具の選び方

Mie

2020/10/04

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©︎Omid Nakhjavani・123RF

9種類の光のイメージ

「居心地の良い空間作り」をテーマに連載を始めて16回目となりました。

これまでは室内空間イメージを大きく左右するベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー(またはセパレーションカラー)の色彩計画や空間作りの考え方、素材選び等について説明してきました。

今回からは前回までに扱ったような大きな面積を占める部分から、室内にとっては必須な、空間のムード作り、演出性、デザインにこだわった空間イメージに重要なツールとしてのインテリアを紹介していこうと思っています。

まず「照明」についてお話させていただきます。

照明器具選びのポイントは、空間全体のイメージや照明計画を基に、全体とのバランスや照明器具同士の繋がりを考えながらコーディネートをすることにあります。

例えば、光のイメージの選択としては次のようなものがあります。

「明瞭」
「薄明り」
「温もり」
「柔らか」
「穏やか」
「優雅」
「煌びやか」
「コントラスト」
「シック」

これらの室内空間にふさわしい光のイメージイメージは照明器具や照明方法によって作り出すことが可能です。

そのためには、それぞれのイメージに沿った光源の種類、照度、位置、演色、色温度や、内装材の色に対する照明光の影響、直接照明と間接照明との組み合わせ等の計算が必要です。

さまざまな照明器具――その特徴と設置場所は?

具体的な室内用照明の代表的な種類は、

「ダウンライト」
「シーリングライト」
「ペンダントライト」
「スポットライト」
「シャンデリア」
「スタンドライト」
「間接照明」
「フットライト」
「ブラケットライト」

などがあります。

「ダウンライト」は天井などに埋め込んで下面を照らす照明器具です。


©︎Omid Nakhjavani・123RF 

メイン照明としても使用可能ですが、直下を明るくする能力に優れているため、明るさが不足している場所に部分的に使用すると効果的です。リビングや寝室の補助照明としても使われます。天井とフラットに設置するタイプのため、空間がスッキリとして見える照明器具です。

「シーリングライト」は天井に直接取り付ける照明器具です。


©︎poko42・123RF

大型のデザインは高い位置から室内全体を均一に、まんべんなく明るく照らすため、リビングのメイン照明として多く用いられています。

「ペンダントライト」はチェーンやコードなどで吊り下げるタイプの照明です。


©︎Iriana Shiyan・123RF

形状、電球の種類も多彩で演色性も高く、食事をより美味しく見せることができるため、ダイングに使用されています。

「スポットライト」はスタイッリュな空間演出に指向性の強い光で置物や空間の一部を強調したいときに適しています。


©︎Techa Tungateja・123RF

方向を自由に変えることも可能で、集光性が高く、光が強いので直接目に入らないような取り付け位置にするのがポイントです。

「シャンデリア」は複数の灯具と装飾の付いた照明器具で、主にリビングや吹き抜け空間を彩ります。


©︎Katarzyna Białasiewicz・123RF


©︎jzhuk・123RF

デザインは大きくてゴージャスな物からコンパクトでシンプルな物までさまざまです。吊り下げ型と天井直付型がありますが、シャンデリアの中には重量が10kgを超えるものもあり、設置にあたっては天井の補強が必要になるケースもある点に注意が必要です。

「スタンドライト」は、部屋のコーナーやテーブルサイド、ベッドサイドなどの補助的な灯りや、高さ、大きさのあるフロアスタンドなど、空間のアクセントやインテリアとして用いられるスタンド類の総称です。


©︎serezniy・123RF

メイン照明を付けずに、この照明類だけを灯してシックでムードのある演出を楽しめます。

「間接照明」は光源の光を壁面や天井に反射させることによって得られる柔らかな光が特徴です。


©︎maru123rf・123RF

照明器具を天井や壁などに組み込んで建築と一体化させる照明方法ですが、近年ではコンセントに挿すだけで使用できる簡易的な間接照明も増えています。

「フットライト」は廊下や階段の足元を照らす器具で夜間歩行用の照明です。


©︎Katarzyna Białasiewicz・123RF

夜間時に明るい照明を照らしたくない時に効果的です。寝室の常夜灯としての用途もあります。夜間のみ点灯する物や人感センサー機能付きの物もあります。

「ブラケットライト」は壁面や柱に取り付ける補助的な照明です。独特の雰囲気を放つ光が、空間のアクセントにもなります。


©︎Jason Finn・123RF

リビングや寝室などの居室に部分照明として用いられているほか、階段や廊下、玄関などでも使われています。

このように使い方しだいで照明光は雰囲気のある空間を演出するツールとなります。存在感のある照明器具はインテリアとして空間のアクセントやイメージを象徴するアイテムにもなりますのでイメージに沿った照明光、照明器具選びを楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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