「健康増進型保険」のメリットデメリット 選び方のポイントは?(2/2ページ)
平野 敦之
2022/01/19
健康増進型保険を取り扱う主な生命保険会社
2022年01月05日現在発売されている主な健康増進型の保険は次のとおりです(順不同)。
医療保険や収入保障保険、総合保障タイプなど保障そのものもいろいろです。
保険会社名 | 商品名 |
住友生命 | Vitality |
第一生命 | ジャスト |
大同生命 | 会社みんなでKENKO + |
明治安田生命 | ベストスタイル健康キャッシュバック |
ネオファースト生命 | ネオde健康エール など |
東京海上日動あんしん生命 | あるく保険 |
SOMPOひまわり生命 | じぶんと家族のお守り |
ジャストインケース | 歩くとおトク保険 |
※ジャストインケースは少額短期保険 大同生命は法人向け
【参考記事】いまさら聞けない「少額短期保険」の基本――保険会社との違い、保険金額、活用方法
従来の生命保険、医療保険等の見直し どう健康増進型保険を組み合わせるか
保険選びの基本は、必要な保障がカバーされており、保障内容がシンプルで分かりやすく、保険料がよりお得なものが前提です。健康増進型保険もさまざまなものがあるため、健康増進ということだけにとらわれないことが大切です。
保険料の割引やキャッシュバックがあっても、必要以上の保障やサービスがあったりするとむしろ割高な保険料を払うことになりかねません。また、逆に保障が足りなければ、保険に入る本来の目的から外れてしまいます。
健康増進型保険といっても、これまでの保険と保障内容が大きく変わるわけではありません。もちろん、健康増進型保険に限らず後から発売されたものは、保障がよりよくなっていますが、いまの保険や他の通常の保険とも比較してみましょう。
割引やサービスなどの特典に安易に飛びつかずにその保障が本当に必要かを考え、健康増進はその後のプラスアルファとして検討していくことが大切です。
この記事を書いた人
平野FP事務所 代表 CFP ®認定者、1級FP技能士、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
東京都出身。証券会社、損害保険会社を経て実務経験を積んだ後に1998年から独立して活動をはじめてFP歴20年以上。また相談業務を受けながら、中小企業の支援にも力を入れている。行政機関や大学での非常勤講師、企業研修などセミナーや講演も多数。メディアでの執筆記事も多く、WEBに公開されているマネー記事は550本以上。2016年にお金の情報メディア「Mylife Money Online」の運営を開始。主な著書に「いまから始める確定拠出年金投資(自由国民社)」がある。誰もが自分らしい人生を安心して豊かに過ごすため、「お金の当たり前を、当たり前に。」をモットーに活動中。「Mylife Money Online」のURLはコチラ→ http://mylifemoney.jp