「飾る収納」でお気に入りの小物や雑貨をディスプレイ
桑田 唯
2016/03/17
サイズごとに飾る場所を分けよう
お気に入りの小物や雑貨を部屋に飾ると、「自分らしい部屋」になって、部屋に愛着が湧きますね。小物や雑貨を飾るときには、「こう飾るべき」というルールはなく、基本的には自分の好きなように飾るべきだと思います。しかし、あまりにも無作為に置いてしまうと、せっかくの小物や雑貨が映えませんし、逆にごちゃっと見栄えが悪くなってしまうことも…。そこで、ここでは小物をすっきりディスプレイできるような、飾る収納についてご紹介したいと思います。
小物をディスプレイするときに気をつけたいのが、サイズがあまりに違う小物同士を同じ場所に飾らないということ。
たとえば、お気に入りのワインボトルの隣に、親指サイズの人形を置いているのを想像してみてください。人形は全然目立ちませんし、背の高さが凸凹してちぐはぐな印象になってしまいます。小物の高さを完璧に揃えるのはむずかしいと思いますが、少なくとも一方の半分よりも大きいサイズの小物を組み合わせると、バランスよく飾ることができます。
また、収納のサイズは小物に合わせるようにしましょう。たとえばA4サイズの棚に小さな雑貨を置いてしまうと、スペースがもったいないですし、見た目もよくないですよね。棚は額縁だと思って、小物の大きさにあった棚に収納するようにしましょう。
壁面に取り付けられるディスプレイラック
飾る収納としてここ最近人気なのが、壁面に取り付けるタイプのディスプレイラックです。
小さめのボックスや棚が簡単に壁に取り付けられて、小物やポストカードなどを飾ることができます。コーナーに沿わせて取り付けられるタイプのものもあります。
壁面に取り付けるとなると、壁の傷が気になりますが、壁を大きく傷つけないようになっているものが多いです(それでも多少の傷はついてしまいますが…)。また、壁に取り付けているだけなのであまりにも重いものは飾れません。事前に耐荷重を確認しておきましょう。
仕切りがたくさんある格子状のラック
ミニチュア小物やフィギュアなど、細かいものがたくさんある場合は、仕切りがたくさんある格子状のラックを使うのがおすすめです。見た目がすっきりするのはもちろん、自分のコレクションが一面に見渡せるのは嬉しいのでは…。
四方から光が入る、ガラスのコレクションケース
本棚などに小物を飾ると、奥まで光が届かず、せっかくのお気に入りの小物もきれいに見せることができないですよね。
小物の量が多いときは、ガラス製のコレクションケースがおすすめです。ガラスだと四方から光が差し込むので、どの場所も明るく、なかの小物が映えます。すべて見えてしまうので入れるものを選びますが、アンティーク風のガラス棚だとさらに雰囲気もよくなります。
また、扉つきのものだと、ホコリもふせげるのでおすすめです。つくりの細かい小物だと、ホコリが隙間などに入ってしまってお手入れが面倒になってしまうので、ホコリがつく前に防いでおくに越したことはないと思います。
本棚にもなる、オープンラック
ガラス棚ほど光は入ってきませんが、前面も背面もオープンになっているオープンラックもある程度光が入っておすすめです。壁にくっつけてしまうと背面がオープンになっている意味がないので、間仕切り的に使うといいでしょう。
本棚にもちょうどいいサイズなので、下の棚には本、上のほうには小物、という風にゾーン分けをするとバランスもよく、使いやすいでしょう。
以上、飾る収納グッズについてご紹介しました。
小物の配置は、お部屋のなかでいちばん遊べる部分です。小物だけではなく、ポストカードや絵、お気に入りの本など、平面のものも組み合わせると、雰囲気を出しやすいですよ。いろいろな配置を試しながら、ベストな飾り方を見つけてみてください。
この記事を書いた人
インテリアコーディネーター
大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。