シェアハウスはネットで探す! 気になる情報の集め方
内野匡裕
2016/03/10
普通の不動産屋では探せない?
一般の賃貸物件は、街の不動産会社など看板や広告をよく見かけますよね。実はシェアハウスは専門のウェブサイトで探すのが基本です。まずはインターネットで「シェアハウス」と検索してみましょう。いろいろな物件や運営会社、仲介サイトなどのページが出てきます。
最近はシェアハウス物件や専門のサイトも増えてきていますが、まだ一般的な賃貸情報サイトにはあまり情報がないことが多いです。シェアハウスを紹介しているサイトにもそれぞれ特色があり、扱っている物件も異なります。
豊富な写真とデータで物件を紹介しているサイトも多いです。ひとつの物件にスポットをあてて詳しくリポートする特集や、シェアハウスについてのコラムが掲載されているサイトもあるので、読んで今後の生活を想像してみるといいでしょう。
「この物件が気になるな」と思ったら、そのサイトをもっと調べてみましょう。同じ運営会社が管理する物件であれば、コンセプトや運営形態が似た条件でほかの住居も候補にあげられるかもしれません。
ネットにはこんな情報が載っている
物件紹介のサイトでは、一般の賃貸物件と同様にいろいろな角度から物件を探すことができるようになっています。エリアや駅名、賃料などで絞り込んでみましょう。シェアハウスならではの条件としては、人数規模や入居スタイル、共用スペースや個室の設備を見てみるのもおすすめです。
各物件のページには部屋数や間取り図のほかに写真も多く掲載されています。個性的なインテリアを備えた物件も多く、見ているだけで楽しくなりますよ。管理会社からのメッセージが載っていたり、住むときの参考になる記事が見つかったりるするかもしれません。どんな雰囲気で、どう暮らすかはシェアハウスによって異なるので、インターネットで検索できることはしっかり下調べをしておきましょう。
住みたい土地の物件がなかなか見つからないときは、「シェアハウス 新宿」などダイレクトに地名を入れて検索してみましょう。ペット可、楽器可などのちょっと特別なこだわり条件がある場合も、なるべく多くの物件を見るために検索サイトで直接、条件を入力して探してみるといいでしょう。
シェアハウスの仲介サイトを見てみよう
たくさんあるシェア物件紹介サイトのなかから、初心者でもわかりやすく見られるサイトを選んでみました。物件によっては実際に住んでいる人のインタビューがあったり、運営している人がどんな思いでそのシェアハウスをつくったか記事になっていたりするので親近感がわきます。どんなサイトがあるのか、さっそく見ていきましょう。
【ひつじ不動産】
https://www.hituji.jp/
2005年5月末に運営を開始し、シェア住居の文化拡大とともに大きく成長しているサイトです。「オシャレオモシロフドウサンメディア」と名前を掲げており、羊がトレードマークになっているので親しみやすい雰囲気になっています。
ひつじ不動産の最大の特徴は、スタッフがすべての掲載物件を訪問・撮影して信頼性の高い情報の提供を実現しているところだそう。「シェア住居の市場を底上げし、健全に成長させたい」という思いが込められているそうです。
「シェア住居入門」など、ビギナーにも親切な説明付きなのでシェアハウス初心者にもおすすめです。関東の都心部はもちろん、仙台、金沢などの地方都市の物件も幅広く扱っています。子どもと住める住居や畑つきアパートメントなどユニークな物件も写真つきでたくさん紹介されているので、シェア生活が想像しやすいのがメリットです。初めてシェアハウスを検討している人は、一度見ておいて損はないサイトといえます。
【シェアパーク】
http://share-park.com/
株式会社シェアカンパニーが運営するシェア住居仲介サイトです。シェアパークは「価値創造」をテーマに、生活の質を高めるシェアハウスを提案しているそうです。たとえば「やすらぎ・ゆとりをシェアする」「趣味・教養をシェアする」など、ひとり暮らしではできないところに焦点をあてて物件を紹介しています。
サイトには毎月数件もの新しい物件がアップされており「NEWS」から閲覧が可能です。テーマ別検索もわかりやすく分類されており「ペット可」「グッドプライス(5万円以下)」など嬉しい条件もあります。
エリアは関東近辺となりますが「フィットネススタジオつき」「ハーブガーデンつき」などちょっぴり贅沢な設備が楽しめる物件もあります。女性専用デザイナーズ物件も多いので、女性やペット好きな人にはおすすめといえます。見ると物件の候補が増えそうです。
【彩ファクトリー】
http://irodorifactory.com/
コンセプトシェアハウスに特化した紹介サイトです。「起業家」「英会話上達」「子育て支援」「大学受験」などソフトサービスによって目的達成を支援するテーマ特化型シェアハウスばかりを紹介しています。「目的が同じ入居者に囲まれて濃い日常を楽しみたい。何としても目標を達成したい」といった人にはおすすめです。
この記事を書いた人
株式会社彩ファクトリー 代表取締役
10年前に国際交流経験を求めてシェアハウスに入居。自分自身が体感した「人との交流から得られる気づき、学び、視野の広がり、共に体験し、感動できる喜び」を、社会に受け入れられやすい形にリメイクして届けたいと、シェアハウスの事業化を決意する。 以来、勉強のために10物件に住み、200物件以上を見学、シェアハウス運営会社を副社長として設立し、デザイナーズシェアハウス4件を運営。その後、独立して株式会社彩ファクトリーを設立。 ひとり暮らしでは得られない「体験」の得られる環境にこだわり、コンセプトシェアハウスを17件プロデュース。全330室を運営。 起業家が切磋琢磨を楽しむ「起業家シェアハウス」は、起業家同士が日常的に相談し合い、刺激を与え合い、目標の実現を加速することを目指して運営。共用のセミナールームにてさまざまなビジネスイベントを開催している。これまで4年間運営し、上場企業の創業者や年商50億円規模の経営者も入居している。 また、「英語漬けシェアハウス」では、外国人が20パーセント以上となるように調整し、共用ラウンジでは英語で話すことをルール化、シェアハウス内で週2回の英会話レッスンを開催する。また、毎月国際交流パーティーを開催し、外国人との国際交流を日常化している。 その他、シングルマザーシェアハウス、東大合格シェアハウスなど、多くのコンセプトシェアハウスをプロデュースする。 彩ファクトリー http://irodorifactory.com