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ぐっすり眠れる寝具の見つけ方(4)

ベッドの選び方(3) 収納つきやソファタイプ、付加機能のあるものいろいろ

桑田 唯桑田 唯

2016/02/29

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収納が少ない部屋にはベッド下収納がおすすめ

寝る前に読む本や、ボディケアグッズ、目覚まし時計、スマホなど、ベッド周りで使いたいものは意外とたくさんあります。ベッド脇にサイドテーブルを置くのもいいですが、ヘッドボードに物が置けるタイプのベッドを選べば一石二鳥。ベッドのどの位置からも手が届きやすく、サイドテーブルよりも広々と物が置けます。

ただ、寝ているときに大きな地震があったときは、少し危ないという面も。あまり重いものは置かないようにしましょう。

ベッド下に引き出し型の収納スペースがついたベッドは、収納の少ないお部屋にはとても嬉しいアイテム。ベッドは壁につけて配置することが多いので、片側に引き出しがついているタイプが多いです。ベッドの高さを高くして、2段の引き出しをつけているものもあります。オフシーズンの服や、あまり使わない書類などを入れておくのに便利ですね。また、引き出しの反対側に、ゴルフバッグなどの長さのあるものを入れられるスペースがあるものもあります。

ベッド下の収納はとても便利な反面、湿気がこもりやすいというデメリットも。定期的に引き出しを開けておいて空気を通すようにしましょう。

ヘッドボードにもたれられるソファタイプ

ベッドに座るとき、ヘッドボードや壁にもたれると、背中が硬くて座り心地がよくありませんよね。クッションを間に挟んでも、長くは座りにくいです。そこでおすすめなのが、ヘッドボードにクッション性を持たせたベッド。ソファーがベッドに変わるソファーベッドではなく、あくまでもベッドの形のまま、ソファのように使えるベッドです。海外の映画でも、夫婦がベッドのヘッドボードにもたれてリラックスしているというシーンをよく見かけますよね。お風呂に入ってからのリラックスタイムが充実しそうです。

ヘッドボードの表面はレザーやファブリックが使われていることが多く、ファブリックの場合は汚れが気になることも。汚れが目立たない色を選ぶのがおすすめです。

部屋のスペースがぐっと広がるロフト式

お部屋が狭いけれどベッドで寝たい、という人にはロフト式のベッドがおすすめです。部屋が狭いなら、ベッドではなく布団がいいと考える人もいると思いますが、布団を使うとしても畳んだ布団を置く場所が必要なので、実はロフト式ベッドがいちばんスペースを有効活用することができるといえます。ベッド下が空いているので通気性が良いのも嬉しいですね。はしごを上り下りするのが、なんだか秘密基地みたいです。

ロフトベッドだと下に物を取りに行くのが面倒という人には、ヘッドボードに物を置けるスペースあるタイプや、収納がついているタイプが便利かもしれません。

ロフトベッドは落下防止の格子がついていますが、その格子が意外と低いものが多く、分厚いマットレスを使うと格子よりも上にきてしまう場合も。ロフトベッドには薄めのマットレスを使うと安心です。そのため、マットレスにこだわりたいという方にはあまりおすすめしません。

また、夏は暑い空気が天井に溜まるため、床で寝るよりも寝苦しいというデメリットも。どうしても我慢できないときのために、床に布団で寝れるスペースを残しておくといいかもしれません。


以上、ベッドの付加機能についてご紹介しました。付加機能があるとベッドがより使いやすくなりますし、寝る空間が充実している感じがしていいですよね。次回の記事では、マットレスの選び方についてご紹介します。

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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