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古いものならではのあたたかみ

築100年以上で現役! パリのアパートの「古いからこそ」の魅力とは?(1/3ページ)

桑田 唯桑田 唯

2016/01/12

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新築が多い日本との違い

家を買うとなると、日本では家を新しく建てる場合が多いですよね。また、各地で毎年新しいマンションも建設されます。しかし、パリ市内では新しくマンションやアパートを建てるのはめずらしく、基本的には昔からある建物をずっと使用しています。

私の住むアパートも、大家さんいわく築100年以上なのだとか。今回は、アパート全体の様子をご紹介したいと思います!

築100年以上のアパート

築100年以上というと、1900年初期よりも前に建てられたことになり、日本だと大正時代よりも前ということになります。私の住むアパートは8階建て(日本式)なのですが、100年以上も前に比較的高層のアパートが建てられ、いまも残っているということに最初とても驚きました。

建てられたのは100年以上前ですが、室内やエントランスなどは奇麗にリフォームされている部分が多く、そこまで古さは感じませんでした。しかし、水道の配管などはまとめて一新というのはむずかしいようで、ところどころつぎはぎの修理の跡があったり、まさに水漏れしているパイプなどもありました。

実際に、パリのアパートでは水漏れによる部屋の浸水被害などが多いようで、住宅保険でも水漏れへの対策がしっかりと取られているようです。

各階の構成は、1階〜7階までは各3部屋ずつ、最上階の8階は屋根裏部屋になっており、8階には7部屋あります。

次ページ ▶︎ | ちょっと変わったエントランス

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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