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玄関、リビング、ダイニング、キッチン――用途に合わせた照明の選び方(2/2ページ)

MieMie

2020/11/04

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シーリングライトは一般的な照明器具ですが、天井に直接取り付けることで光が広範囲に届き、部屋全体をほぼ均一に明るくすることが可能です。以前は蛍光灯が主流でしたが現在はLED化が進んでいます。やや割高になるものの、しっかりとした明るさで、蛍光灯よりも省エネかつ、調光機能付きのメリットがあります。

デザインを重視したい場合には大きなファンのついたシーリングファンライトも選択肢の1つです。

ラグジュアリーなデザインで部屋全体の空気も循環させ、ファンの回転で冷暖房の効率化を図れ、機能性とデザイン性を持ち合わせています。

また、リビングは読書や勉強、ティータイム、映画、スポーツ番組を観たりとさまざまなシチュエーションにも使われます。リビングの過ごし方は多種多様で、それぞれのシーンに合わせるためには、シーリングライトひとつだけでは不十分です。

そこで必要に応じた光源の間接照明やダウンライト、スポットライトなどをサブ照明としてを設置する一室多灯で部屋のイメージアップや使い方に合わせるとより使いやすくなります。

「ダイニング」の照明計画のポイントは料理や食材をより一層、美味しそうに演出する光源選び、また来客時のために、リビングと同様にインテリア性をも兼ねたデザイン性を考えて選ぶと良いでしょう。

ダイニングテーブルを照らす照明器具には、暖かな色温度を放つ電球色を光源に使用した天井から吊り下げるペンダントライトがおすすめです。

電球色の暖かい光は視覚的に料理の見た目を引き立たせ、料理をより美味しそうに引き立て、食欲を促す効果があります。そのためこうしたペンダントライトは、バーやレストランなどにも使用されています。

例えば、円形のテーブルには、中央にペンダントライトを一灯配置するのが一般的ですが、長方形のテーブルはテーブルの長さに合わせて複数のライトを並べて配置することで、光のムラがなくなって食卓を引き立てます。

また、豪華な雰囲気のあるシャンデリアもダイニング用として人気がありますが、いずれも暖かな色温度を放つ電球色がよいでしょう。

次回は「キッチン」「和室」「寝室」「ドレッサールーム・洗面室」などに適した照明計画のポイントをご紹介します。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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