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環境アレルギー対策で、さらに健康増進! 第8回「喘息児の子育て」(2/2ページ)

加藤 美奈子加藤 美奈子

2020/09/23

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ここからは主に私の体験となります。

喘息児の子育ては夜の管理が大変です。なぜかというと、幼少の頃は「咳き上げ」といって、咳をしながら吐くという行為になります。胃が小さいので咳が続くとそのまま胃の中にあった食物が布団に排出され付着するので、シーツ交換、あるいは布団交換など何度もしていました。

また、自分で鼻をかむということができない頃は鼻づまりで夜泣きをします。咳が連続し、鼻づまりで苦しいせいか泣きっぱなしの状態となり、家族中が大変になります。それは、小さな声で泣くわけではないからです。

これを解決させるのに、病院がもっているような吸引器を購入しました。これがとても便利で、鼻をかめないときのお助け道具でした(個人的な判断で処置をしていましたのでご了承ください)。

喘息児をもつ親としては、他人と交わることで飛沫感染のリスクが上がることに大変おびえていたのを思い出します。そのため幼稚園拒否をさせ年少の頃は、半分以下の通園でした。

今、新型コロナウイルスで人混みの感染リスクに対し不安を感じている方もいると思いますが、私の子育て5年間は、ずっとそう思い、親子でひきこもっていることもよくありました。ただひきこもっているわけではなく、庭に出て日光を浴び、ピアノを弾いて子どもと音楽を楽しみ、絵本を読み聞かせながら一生懸命育児をしていました。親の私は「幼稚園に行かない方が子どものためだ」と思い込み、誰も頼れないといった精神状態でした。

その背景に長女も次女も入院をし、合計5回ほど病院で過ごしたからかもしれません。入院すると、点滴管理、モニター管理、酸素マスクなどを小さな子どもがするので、ルートに巻かれトイレに行くのも親子で四苦八苦していた頃もありました。

そんな私に転機が起きたのは、自分の気持ちを他人と語り合いたいと思ったのがきっかけで、病気育児を育てるお母さんの団体「ウサギクラブ子育て支援サークル」を2011年3月に設立しました。今も、小さく事業は継続し、春日井市子育て支援団体として登録しています。

アレルギー罹患者の子どもは世間では重病と捉えにくいと思います。なぜなら「話す、食べる、歩く」のすべてができるからです。しかし家族も心を辛くしながらも頑張っているということも少し知っていただければと思います。

もし、周囲にアレルギーの子どもをもつお母さんがいましたら、優しい声掛けをしてあげていただけませんか?

「きっと、よくなるよ。何か困ったことがあれば教えてください」

それを言ってもらえるだけでお母さんたちは、とても喜び、通院、治療薬の管理なども頑張れると思います。


ちょっとした声がけで頑張れます/一般社団法人 日本環境保健機構

そして今、喘息だった娘たちは、跳び箱を8段飛べるようになったり、公園で4キロほどジョギングできる元気な中学2年生と小学6年生になりました。今は、私の健康に気遣うほどに成長しています。

子どもたちの喘息は完治しましたが、アレルギー症状は他にもあるので治療は続け、耳鼻科、皮膚科などまだまだ通院終わりませんが、親子で気長に病気と向き合っています。

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この記事を書いた人

春日井環境アレルギー対策センター 代表

子どもがアレルギー起因の喘息で入退院を繰り返した経験から、2011年にアレルギーをもつ子どもの育児をサポートする任意団体を設立。2018年、春日井環境アレルギー対策センターを設立し、健康住宅建築や既存建築物の空気質測定、室内空気環境品質検査認証などを中心に事業展開。アレルギー患者を一人でも減らすべく日々活動している。資格:看護師、環境アレルギーアドバイザー、シックハウス診断士

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