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大家さんからいわれた入居に必要なこと

パリのアパート、入居するまでの手続きと流れ

桑田 唯桑田 唯

2016/01/04

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大家さんとアパートの前で待ち合わせ

 大家さんには、事前に仲介業者経由で私の飛行機が到着する時間を伝えてあり、あらかじめ集合時間を決めていました。集合場所は、アパートの前です。

 もしフランスで使用できる携帯電話があれば、緊急連絡先として伝えておけるのですが、私はフランスに着いてから番号を取得する予定だったので、電話という手段はなく、それも少し心細い要因でした。

 また、フランスでは時間にルーズな人が日本よりも多いというイメージだったので、もしかしたら少し待つかもしれないと思っていました。でも、大家さんが到着したのはぴったり時間通り。おかげでスムーズに合流することができました。

 フランスの人はあまり英語を話さないともよく聞きますが、大家さんは英語もペラペラだったので、意思疎通はかなりやりやすかったです。アパート内の説明をしてもらいながら、部屋に向かいました。

ドアコードを教えてもらう

 パリの建物で日本と大きく違うのが、ドアコードの存在です。パリのほとんどの建物では、入り口の扉にはオートロックがかかっており、ドアコードとはそのオートロックを開けるためのパスワードのようなものです。日本よりも治安が悪いので、防犯意識が高いのだと思います。

 アパートの入り口の脇に写真のようなパネルがあり、ここで4〜5桁の数字・アルファベットを打ち込めば扉が開きます。

 私の住むアパートは少し変わった構造で、建物に入って少し進むと一度テラスのような場所に出て、それから別の入り口に入るようになっており、そこでも別のドアコードが必要です。ドアコードを2段階で入力して、ようやくアパートのなかに入れるようになっています。

 また、日本だとオートロックがかかっている玄関の脇にインターホンがありますが、私の住むアパートにはありません。パリの古いアパートでは、うちのようにインターホンがない場合が多いようです。

 なので、もしドアコードを忘れてしまっても、なかにいるお隣さんや管理人さんに助けを求めることもできず、誰かが出てくるまで、または入るまで待っていないといけません。ドアコードを完璧に覚えるまでは、ドアコードのメモや携帯電話を必ず持って出かけるほうがよいでしょう。

ゴミ捨ての方法

 ゴミの捨て方についても教えてもらいました。ゴミ捨て場は、玄関を入ってすぐのところにある、狭い中庭のような場所にありました。日本では燃えるゴミは何曜日、プラゴミは何曜日、と別れていますが、パリでは基本毎日ゴミを出せます。

 白いふたのゴミ箱にビン、黄色いふたのゴミ箱にはプラスチックや缶、古紙、家電、それ以外のゴミは緑のふたのゴミ箱に入れます。ゴミ箱は夜〜朝方に道ばたに出され、ゴミ回収車でゴミが回収されます。

入居後の手続きなど

 エレベーターに乗り、お部屋に着くと、入居に際して必要な手続きなどを説明してもらいました。必要だといわれたのは下記のような手続きです。

・電話番号を大家さんに伝える
 携帯の電話番号を取得でき次第、番号を教えるようにといわれました。

・電気の契約
 パリでは、たいていの場合は水道代は家賃に含まれていますが、電気代・ガス代は別途自分で契約が必要になります。私の部屋はガスは通っていなかったので、電気の契約だけ行ないました。

・パスポートのコピーと滞在許可証を渡す
 ワーキングホリデーの場合は、滞在許可証の取得は不要なので、パスポートとビザのコピーで大丈夫でした。大家さんの家にあるプリンタでコピーしてもらえました。

・住宅保険の加入
 住宅保険に入り、その証明のコピーを渡すようにとのことでした。

 あとは、私の部屋はトイレは共有だったので、トイレの場所などを教えてもらい、一通り説明が終わりました。とても優しい大家さんで、何かあればすぐに連絡するようにいってもらえて、ほっとしました。ひとまず無事、入居完了です。

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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