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LOVE HAWAII~ハワイ通の中野亜紀がハワイのあれこれを綴ります~

♯07 ハワイに住もう(居住する際の細かい手続き編)(1/2ページ)

中野亜紀中野亜紀

2019/03/26

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イメージ/123RF

ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(社会保障番号)の取得
今回はハワイに住むことになった場合、生活をするための手続きの話をしたいと思います。

アメリカで生活を始める際、とにかく初めに取得すべきなのはソーシャル・セキュリティ・ナンバーです。戸籍制度のないアメリカではこのソーシャル・セキュリティ・ナンバーが個人を特定するのにとても大切な番号となります。

アパートの契約、ガスや電気、電話やネットの契約はこの番号がないと保証人など追加の書類を提出する必要が出てきたり、保証金を多めに要求されることがあります。またクレジットカードや銀行口座開設にも必要となってきます。

合法的に就労できることを証明するビザ(以前は合法的に滞在するビザがあれば発行してもらえましたが、「9.11」以降制度が変わりました)とI-94という米国出入国記録をオンラインで入手して、最寄りのソーシャル・セキュリティオフィスに出向き申請します。

数日から数週間後に郵送でカードが送られてきますが、必要なのはこの9桁の番号で、ソーシャル・セキュリティ・カード自体を見せる機会はほぼありません。漏洩を防ぐためにも財布などに入れて携帯せず、家の大事な場所に保管しておいてください。

ステートID取得もしくはステートIDとなる運転免許証の取得

ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを無事取得できたら次はステートIDの取得です。写真付きの身分証明書で、ハワイで運転免許証を取得した場合はそれがステートIDにもなります。ハワイでは国際免許証がなくても入国から1年以内は日本の運転免許証で運転できるので、厳密にいえば必須ではありませんが、ぜひ早々に取得して欲しいのは「カマアイナ」という地元住人の割引がホテルやゴルフ場など様々なお店で受けられるからです。ゴルフ場などは半額以下になるところも多く、ワイキキの飲食店などは10〜20%の割引になったり、アランチーノ・ビーチウォーク店のようにランチスペシャルが50%割引になるところもあります。

そして2018年12月20日以降、日本の免許を持っている人はハワイで筆記試験・実技試験を受けることなく、書き換えができることになりました。
https://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/untenmenkyo.html
ちなみにこれは相互免除なので、ハワイ州の運転免許を持っている人が日本に戻って日本の免許を申請した場合も、筆記試験・実技試験を受けることなく書き換えができます(日本のようにきちんとした自動車学校があるわけでないので、ちょっと怖いですが・・・)。

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この記事を書いた人

東京都出身。2000年8月から一人娘とともにハワイへ移住。2005年ハワイ大学経営学部会計学科卒業後、ハワイの日系不動産会社に勤務しハワイ州不動産免許(後にブローカーライセンス)を取得。2013年、雇用による永住権を取得し、現在は不動産投資・開発・管理・売買・商業物件・バケーションレンタル等扱う現地総合不動産会社“リアルセレクトインターナショナル”で、日本人顧客の居住用不動産売買を担当。https://www.realselectintl.com/

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