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「セルフリノベーション 壁紙張り換えの巻②」

国産? 輸入物? 種類と価格、糊の選び方(1/4ページ)

内村恵梨内村恵梨

2018/08/28

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1 壁紙にはどんな種類がある?

まず、壁紙は大きく分けて、国産壁紙と輸入壁紙とがあります。最近のDIYの流行で、輸入壁紙をDIYショップやネットショップなどで目にすることが多くなりましたが、日本のほとんどの住宅で使われているのは、国産の壁紙です。

国産・輸入の壁紙のいずれも素材や価格帯などでさらに細かく分かれていきますが、今回は一般的によく使われているものとして、国産壁紙の「ビニールクロス」、輸入壁紙の「不織布(フリース)壁紙」について比較していきます。


(表1)国産・輸入壁紙の違い

表1のように比較して見ると、輸入壁紙は元々DIY用に施工しやすく、幅が狭く作られているのに対し、国産のものは「クロス屋さん」という職業があるくらいなので、やはり元々プロ向けの仕様になっています。

実際に材料を持ってみるとわかりますが、90 cmの壁紙を両手いっぱい広げ、施工をするというのは、結構骨が折れる作業です。しかし、輸入壁紙のように50cmだと女性でも負担が少なく持てるので、ちょっとしたDIYには最適。その代わり、一度に貼れる面積が減るので、壁紙同士を合わせていく「ジョイント」の部分が増え、手間と材料費が多くかかるのがマイナス点です。


輸入壁紙をジョイントしている様子

次ページ ▶︎ | 材料はどのくらい?&いったいいくらかかる?

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この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

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