同棲（入居人数が増える）ときに気をつけること

一人暮らしの自分の家に、パートナーが頻繁に泊まりに来るようになって……いつのまにか一緒に住んでいる！？ なんとなく「同棲」始めちゃう人たちもいるかもしれませんが、実はこれ、NGなんです！

目次▼

❶一人暮らしから同棲へ　お泊まり・半同棲・同棲の違い
❷同棲をする前に確認することは？
❸部屋の間取りと入居人数の目安

❶一人暮らしから同棲へ　お泊まり・半同棲・同棲の違い　

「お泊まり」「半同棲」「同棲」。はっきりした定義はないにせよ、一週間のうち大半を一緒に暮らしている場合は、同棲しているということになるでしょう。

＜お泊まり・半同棲・同棲の違いと目安＞
お泊まり：たまに1~2泊する。
半同棲：相手に住む家はあるが、週に3,4日またはそれ以上を一緒に過ごしている。
同棲：常に一緒に暮らしている。住民票を移している。

❷同棲する前に確認することは？

＜許可なく同棲を始めてもいいの？＞
実は、大家さんや管理会社の許可なしに同棲を始めてはいけません！ まずは大家さんや管理会社に入居者が増えても問題がないか許可をとりましょう。単身者限定の物件でなければ、継続して住める可能性がありますが、一緒に住む入居者の連絡先などは伝える必要があります。

＜なぜ許可をとらないといけないの？＞
入居人数に変更がある場合、入居者は管理会社や大家さんに報告する義務があります。防犯上、大家さんは「どの部屋に誰が住んでいるか」を把握しなくてはいけないのです。一緒に住む人の身分証明書、氏名、年齢、契約者との続柄などの情報が必要です。

＜無許可の同棲が、発覚した場合＞
同棲を申告せずに入居人数が増えていると契約違反になってしまいます。強制退去しなくてはいけないリスクもあります。

＜子どもの誕生で入居人数が増える場合＞
子どもが生まれて人数が増えた場合も、大家さんや管理会社に報告しましょう。出産後だとバタバタしてしまうので、出産予定日一ヶ月前くらいに話を通しておくと安心です。「子どもが生まれたから強制退去」というのは公的秩序に反するため、報告したから退去しなくてはいけないということは滅多にありません。ただし子どもの泣き声などでトラブルにならないように、近隣の方への挨拶や、音が響かないように防音対策をするなどをしておくと安心です。

❸部屋の間取りと入居人数の目安

単身者用に設定されているアパートやマンションの場合、住んでいいのは一人までです。「単身者」「ファミリー」と限定されていない場合は、どんな広さの物件を選んでも自由ですが、住む人数に合わせて住みやすい間取りがあります。

＜一人暮らし＞
→ワンルーム、1K、1DK、１LDKなど

＜二人暮らし＞
→1LDKや2DKなど

（例）

• 1LDKの場合・・・二人の寝室として1部屋＋リビング
• 2DKの場合・・・二人のそれぞれの部屋＋キッチン・食事スペース

＜三人以上＞
→2LDK,3LDK,4LDK

（例）

• 2LDKの場合・・・夫婦の寝室として1部屋＋子ども部屋＋リビング
• 3LDKの場合・・・それぞれの部屋が一部屋ずつ＋リビング

もちろん、一人暮らしや二人暮らしも、広い間取りの部屋に住むのは自由！ 部屋数が多ければ、趣味の部屋、書斎、ゲストルームなども作れてプライベートもしっかりと確保できます。

＜あとがき＞
同棲、結婚、出産など、入居人数が増えて、広い家に引っ越しをする……ライフイベントとお部屋探しは密接につながっていますよね。新しい門出を素敵なお部屋で迎えたい！ できれば親切な大家さんからお部屋を借りたい！
そんな人は、「大家さんに直接相談できるウチコミ！」で探すのはいかがですか。

（絵・文／ながれだあかね）

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