「お弁当作家」小川真樹のステイホームランチ――おうちで食べるから餃子もあり! 残った餃子の具で作るお弁当
小川 真樹(Maki Ogawa)
2021/03/16
写真/小川 真樹(Maki Ogawa)
残った餃子が大変身 餃子チャーハン&餃子そぼろ炒り卵
こんにちは。お弁当作家の小川真樹です。
毎日自分用と(今は春休みですが)オンライン授業の子供たち用にお弁当を作っています。
餃子をおうちで作ると、皮か具かどちらかが余ってしまうことはないですか? 今回は、そんな残った餃子の具の活用法を2点紹介します。
においの残る餃子はなかなかお弁当には入れづらいものですが、おうちで食べる分には全く問題なし! 残った餃子の具をご飯と炒めてニラの香る「餃子チャーハン」と、そぼろ風に炒めた「餃子そぼろの炒り卵丼」に“変身”させましょう。
ちなみに、我が家の餃子の具はひき肉、キャベツ、ニラ、玉ネギです。
長ねぎではなく玉ねぎを使うのは、玉ねぎのほうが家にある確率が高いということと、玉ネギの甘味&シャキシャキ感を楽しみたいから。野菜6、肉4くらいのバランスで具を作ります。野菜の水気は絞らずに、水っぽくならないよう片栗粉を加えて水分を閉じ込めます。ショウガ、ゴマ油、しょうゆ、片栗粉少々、コショウで味をつけてよく練ったものを皮に包みます。
では、まずは餃子のチャーハンの作り方から。
餃子チャーハン 材料(1~2人分)
●餃子の具の残り 70g
●ご飯 260g
●醤油 小2
●鶏がらスープの素 小1/2~1
作り方
① 油を引いたフライパンで餃子の具を炒める。
② ほろほろの状態になるまで炒める。
③ ご飯を加える。
④ ご飯と餃子の具がなじんだら、鶏がらスープの素と醤油で味を調える。
残りのおかずと餃子チャーハン、半熟目玉焼きを添えてお弁当箱に詰めてみました。
この半熟卵とチャーハンを絡めていただくのが大好きです。お好みで醤油を少々垂らしても。
そして、残った具のもう一つの活用法。餃子の具をそぼろのように炒めて、炒り卵と合わせます。
丼にリメイク! 餃子そぼろ炒り卵 材料(1~2人分)
●餃子の具の残り 70g
●卵 1個
●醤油 適量
作り方
① 油を引いたフライパンで炒り卵を作る。いったんフライパンから取り出す。
② 同じフライパンで餃子の具をフライパンで炒める
③ 具がほろほろになったら、卵を戻して塩コショウ、しょうゆで味を調える。
ひと手間増えますが、溶き卵と具材を別々に炒めた方が卵の色がきれいに出ます。ご飯の上に乗せて、丼にしていただきます! こちらもお醤油、お酢などお好みでどうぞ。
ちなみに、皮が残った場合はピザソース(もしくはケチャップ)を塗って、チーズの乗せて焼いた「餃子の皮ピザ」や、リンゴジャムを包んで揚げる「アップルパイ風デザート」も作れます。
餃子は具だけ、皮だけ余っても、次の日まで楽しめます。
ニラのパンチの効いたチャーハン、そぼろ炒り卵、ぜひお試しください!
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この記事を書いた人
お弁当作家
栄養バランスはもちろん、かわいい弁当をつくることで主婦などから支持される「お弁当作家」。その色彩豊かなお弁当づくりには国内だけではなく、海外からも注目され、日本独自の「Bento」文化を牽引。メディア出演は『NHK Bento Expo』(毎週火曜ON AIR)、著書に『Yum Yum Bento Box 』(アメリカにて出版/英語、フランス語、韓国語)、『かわいキャラクターのお弁当』(ブティック社 刊)、『Yum Yum Bento Box All Year Around』(アメリカにて出版/英語)、『Ultimate Bento』(アメリカにて出版/英語)などがある。